第一部 『一人旅』 第一話『始まりの日…』 白一色の視界がようやく晴れてきた。 晴れた視界の先にある光景は、巨大なロボットの並ぶ姿と自分を驚いた顔で見つめる数人の『女性』の視線だった。 見つめられている人物「春日 雷華」は焦る。 (な!?なんですか、この状況は!なんで女性の方が5人も!?何よりここはどこですか!?……) あまり女性に免疫がない雷華は例え女性が5人でも十分に多いと考え、あせる一方で後ろから近づく人物に気がつかなかった。 「動くな。」 雷華は何か筒のようなものが背中に押し付けられるのを感じた。 (!!…なんですかいったい。まさかこの背中に押し付けられているのは銃じゃないでしょうね…。 そうでないにせよ、ここは従ってここはどこなのかを訪ねる必要がありますね…。) なんとか、落ち着きを取り戻しつつそう考える。 「手を上げて指示に従ってもらおう。ついでにその持っている2本の剣も 渡してもらおう。」 後ろの何者かがそう命令する。 (…?剣?あれ?何で刀を持っているんでしょう?…まぁいいです。) 「…わかりました。」 雷華はそう答えてあっさりと素直に命令に従う。命令されながら、雷華は考える。 (いったいここは何処なんでしょう?それに…まぁ、考えても仕方ありません。 情報がほとんどありませんし…ですが、ここは私のいたところではないようですね。 しかし…、なにやら嫌な予感がします。こういう予感は昔から外れたことはないですしね…。) どうやら今回も外れなかったらしい、着いた先は牢屋だった。 「入っておとなしくしていろ。」 命令に従い牢屋に入ると、鍵は閉められ何者かはどこかに行ってしまった。 「ふぅ〜」 雷華はため息をつき、思った。 (なんだか、この先大変なことになりそうです。) そうして彼は眠りに着いた。翌日、この自分の予測が当たってしまったことに後悔することを知らずに… つづく あとがき これが初SSとなります。ゆえに、これで大丈夫か不安です。 第一、絶対奏甲が絶対奏甲としてまだ出ていませんし…、主人公は即牢屋行きで活躍しませんし…。 まぁ、今後も勉強しながら頑張りますのでよろしくお願いします。 ですから、「ここはこうした方がいい」とかなどありましたらご教授願います。次回は主人公が活躍してくれるはず。 |