●この物語は、ROL第3クール開始を記念して創作されたSSです ●この物語の時間軸は、各SS作家の作品とは異なるパラレルワールドとご理解下さい。 ●この物語の元ネタは、PT[そこいらの旅人」のPT掲示板での会話や戦闘結果を、 天凪優夜が勝手に脚色し、SS風味に仕上げたものです。 ●よって各キャラの発言が、そのまま文章に反映されています。 ●時々、ネタの鮮度に若干の時間差がありますが、製品上の問題はありません。 ●尚、原材料に遺伝子組み換え食品は使用されておりません。 その11 今日は待ちに待った、お給料の日です! 計七回の戦闘に全て勝利したわたし達は、結構な金額の報酬が頂けました。 でも、油断してはいけません。 お金というお客さんは、来る時は独りなのに出る時は大勢ですから。 トラベラーと言えば聞こえはいいですが、その実体は住所不定無職のその日暮らしの連続です。 倹約と節約は、基本なのです。 ………な・の・に! 唐突に、何の相談も断りも無く、優夜さんはシュヴァルベからプルファ・ケーファに乗り換えたのです! ルルカ「で、どうして乗り換えたんですか?」 優夜 「お給料貰ったから、使いたくなった」 ルルカ「そういう無駄遣いは止めて下さいって、いつもいつもい〜〜つも言ってるじゃないですかぁ!」 全く。気を抜いたら、直ぐコレです。 ベル 「……で、疑問なのが。なんであいつが奏甲を乗り換えたかよ」 シュレ「なあに気になるの?」 ベル 「きっとまた何か、悪巧みをしているに違いない……」 桜花 「そういうのを陰謀史観というのです」 レグ 「別に乗り換える必要など無いと思うがな」 ブラ 「そこはまあ、本人の意志次第……ということであろう」 レグ 「むしろ何に乗っていても、まったく変わらんと思うのは俺の気のせいか?」 石井 「ったく、無駄に機種を増やしやがって」 ティセ「またルルカを困らせるて……。本当に懲りない人ですね」 ミル 「キョウスケは乗り換えないの?」 キョウ「必要な〜〜〜し」 こうして、優夜さんが受け取った報酬は、一瞬にしてその四分の一が消失してしまいました。 ラルカ「お兄ちゃん、無駄遣い、好き?」 優夜 「大好き♪」 どうしてこの人は、懲りるって言葉を知らないのでしょうか? 後でコッテリと、しぼっておきましょう。 その12 ???「いやぁ〜、やっぱPTを組むってのはいいよなぁ〜。何もしないで、給料を貰えるんだから」 この発言が誰のものなのか、わたしは恐くて書けません。 そこはかとなく、察して下さい。 それにしても、こういう不穏な発言は、少なくともラルカの前では謹んで欲しいです。 最近のラルカは、優夜さんの真似をしようとする、とんでもない悪癖が芽生えつつあるようですから。 これは由々しき事態なので、早急に対策を練らないといけません。 どうせ真似をするなら、わたしとはいいませんけど、せめて桜花さんを見習って欲しいものです。 さて、昨日の報酬金は一部(某英雄さんの無駄遣い)を除いて、PT内の皆さんに公平に分配されました。 そこで今日は、参考程度にみなさんの報酬の使い道を訊ねてみる事にしました。 ブラ 「最近こちらもなにかと要りようでな。ミルクにおしめに着替えに……」 ルルカ「はぁ。なるほど……」 レグ 「金と言えばブラーマ、最近妙に溜め込んでいるらしいな」 ブラ 「あれはコニーの養育費を貯めているのだ! コニーの将来を思えば当然のことだ」 さすががブラーマさんですね。無駄遣いをする「隙」すらありません。 でも、このお二人とコニーちゃんを見ていると、なんだかとっても幸せそうで、羨ましいです。 キョウ「金か……。そーいえばあまり使い道ねーな」 ルルカ「そうなんですか?」 ミル 「あまりない、ってこないだ「週間メイドの友」とかいっぱい買ってたじゃないの?」 キョウ「ありゃあバックナンバーまとめて買ったんだよ。 あれで買う物は全部買ったから、残りの使い道に困ってんだよな〜。どっかにゲーセンでもありゃあいいんだが」 羨ましいような、決して羨ましくないような、微妙なお二人です。 そもそも「週刊メイドの友」って、いつのまにそんな雑誌が出版されるようになったのでしょう? 知っているようで、意外と知らないアーカイア。なかなか侮れません。 ミルフィーさんも、大変です。 シュレ「ウチはそんなに、裕福じゃないよ?」 桜花 「うちでは財政管理は、全てシュレットに任せているんです」 ルルカ「へぇ〜。なんだか少し、意外です」 シュレ「桜花は金銭感覚が薄いからね。どんなに高い品物でも、言い値で買っちゃうんだよ」 ベル 「だったら私が、サイフの中身を半分くらい管理してあげましょうか?」 シュレ「お前なんかに任せたら三日でサイフが空になっちゃうだろ、この女優夜!」 ベル 「なんですって、このチビスケ!」 シュレットさんはシュレットさんで、苦労しているんですね。 と、いうより、案外皆さんもお金の管理には苦労している様子でした。 絶対奏甲の維持にはお金が掛かりますから、それもある意味当然なんでしょうけど……。 石井 「飲むぞ優夜!」 優夜 「飲むぞ店長!」 ラルカ「………飲む」 ルルカ「って、飲んじゃダメですって!」 ……で、結局この後、ラルカに代わってわたしが果実酒を飲まされてしまいました。 まぁ、最近お酒もちょっと美味しいかな、って思わないでもないですが……自己嫌悪、自己嫌悪。 ちなみにラルカにはオレンジジュースを飲ませました。 ラルカにお酒は、まだ早すぎます。 その13 最近、耳にするようになった嫌な言葉ナンバー1が、が「女優夜」です。 「女」で「優夜」………。 なんて恐ろしい造語なんでしょう。 で、現在この造語の、唯一の被害者なのがベルティさんなんですが………。 ベル 「………ふう」 桜花 「ベルティの元気が無いようですが、どうしたのですか?」 シュレ「それがね、僕があんまり『女優夜』って言うから……。 ベルティが『じゃあ、あいつは男ベルティか!』って自分で言って、自分で落ちこんでいるの」 桜花 「……それは………」 見事なまでの自爆でした。 落ち込まないで下さい、ベルティさん。 人間、生きていれば、きっといい事がありますよ。 ラルカ「………男ベルティ?」 優夜 「まいったなぁ。これって事実上の、相思相愛って事じゃないか」 ベル 「んなワケあるかぁぁぁ!」 ………多分ですけど。 その14 今日も集会場を確保する為、周辺に出没する奇声蟲討伐です。 取りあえず、当分の間は集会場を拠点にして、活動する事になりそうです。 一つの場所に留まっていられるのは、ちょっと嬉しいです。 特にわたし達のPTには、ラルカやコニーちゃんのような子供と赤ん坊もいますから。 戦っている英雄さんには悪いですけど、こういう休息は必要だと思います。 さて、ここで問題です。 PT名「そこいらの旅人」のリーダーは、誰でしょうか? 普通に考えるのなら、レグニスさんなのですが………。 レグ 「俺は前線兵としての訓練を受けてきている。現場の判断なら得意だが、全体の指揮をとるのは不慣れだ」 ブラ 「私も……さすがにこのメンバーをまとめあげる自信はない」 コニー「うきゃ〜」 ブラ 「……無論、赤ん坊はのぞくとして」 肝心のレグニスさんに、その意志も自覚もないのです。 実際、レグニスさんはPT内のまとめやくとしては、あまり機能していません。 その分、類い稀な戦闘力で、奇声蟲退治の時は誰よりも頼りになりますので、問題ありませんけど……。 基本的に「我、関与せず」。 レグニスさんの朴念仁は、なにもブラーマさんだけの問題ってワケではないようです。 それにしてもリーダーも決まっていないのに、よくココまで来られたものです。 ある意味、感心しちゃいます。 その15 昨日の続きになりますけど、やっぱりPTにはリーダーが必要だと思います。 いくらツワモノの英雄さん揃いでも(一部は除きます)、ちゃんとした統率が取れていないと、 いつか大変な結果に繋がらないとも限りません。 一匹のヒツジに率いられたオオカミの群は、一匹のオオカミに率いられたヒツジの群にも負ける、とも言います。 そこで今日は、メンバーの皆さんの所に相談に行ったのですが……。 優夜 「リーダー? そんなもの、消去法で考えたら……オレだな」 ルルカ「優夜さんは真っ先に消される方です!」 ラルカ「……コニーちゃん?」 ルルカ「いえ、それもどうかと……」 でも、正直コニーちゃんと優夜さんを天秤にかけるなら、きっとコニーちゃんの方が無害でしょうね。 ………うう、書いていて自分が哀しくなってきました。 石井 「仕方がない。じゃあこの……」 イングリッド:IGさんがリーダーやります 石井 「待て、何勝手な事言ってるんだ!」 ………。 今のは無かった事にして下さい。 ベル 「はいは〜い! リーダーなら、私がやりま〜す!」 桜花 「できるのですか、ベルティ?」 ベル 「もちろんじゃない。リーダーなんて、この私にかかれば朝飯前よ。 フッフッフッ。これでいよいよ、超美少女歌姫ベルティの本領が発揮されるってわけね」 シュレ「でも、リーダーって雑用も多いんだよ? それに優夜さんが問題を起こしたら、その責任を取らないといけないし……」 ベル 「………やっぱパス。リーダーなんか、私のガラじゃない」 シィレ「って、早!」 桜花 「ベルティ………」 で、結局リーダーはうやむやになってしまいました。 今まで通り、PTの方針は皆で話し合って決めるという方向です。 ……誰ですか、今、烏合の衆って言ったのは? その16 集会場が解放されて、しばらくが経ちました。 当初は長い籠城戦で、深刻な食糧不足も発生していましたが、今では随分と落ち着いています。 水、食料、医薬品、日用雑貨から奏甲まで、様々な物資が集会場に集っています。 さて、拠点に留まっていると、幾つかの利点があります。 特に現在は様々な物資が行き届いているおかげで、少し凝ったお料理とかも作れます。 ちょっと意外だったのですが、実は優夜さんはちゃんと料理が作れる事です。 でも、面倒臭がって滅多に手伝ってくれません。 ラルカは手伝ってくれますけど、得意料理が『サラダ』なので、取りあえず今後に期待しましょう。 ブラ 「私は本で読んだことのあるものなら、大抵は作ることができるぞ。まぁ、たまに失敗はするが……」 レグ 「野戦時の現場料理ならある程度作れる。ただし味の保障はできんぞ」 ブラーマさんは謙遜していましたが、よく手伝ってもらいます。 もちろん、失敗なんてした事ありません。 レグニスさんは………味以前に、用意する食材の方が問題です。 以前、優夜さんが面白がって色々と作って貰ったみたいですが………ソレっきりです。 一方、ミルフィーさんの実力は、未知数です。 と、いうのも………。 ミル 「これでも店長に習って「少し」だけど一応はできるようになったんだから」 キョウ「待て、なんだその「少し」ってのは? 怪しいから、絶対料理手伝うな!」 ミル 「何故っ!?」 キョウスケが、ミツフィーさんに料理をさせないからです。 でも、キョウスケさんも、ちょっとヒドイですね。 せっかくミルフィーさんがキョウスケさんの為に料理を練習しているんですから、もう少しくらい優しくしてあげてもいいと思います。 ちなみに店長さんの作る料理は、とっても美味しいですよ。 さすがは「怒涛の調理師」さんですね。 それでは最後に、桜花さん達はといいますと……… 桜花 「料理は……人に出せるほどたいした物はできません」 ベル 「まあた謙遜しちゃって〜。桜花の『おにぎり』は結構いけるし、ちなみに私は食べるの専門♪」 シュレ「僕はお腹に入ればなんでも……。自分では作らないなぁ。作業に集中すると他は気にならなくなるし」 桜花 「というわけなので、今までは私が担当してました、それと、移動中のためにつくったオニギリがすぐ無くなってしまうのです」 シュレ「だって、集中が切れるとお腹が空くんだもん」 ……どうしてでしょう? このお話しを訊いた時、わたしは何故か巣から身を乗り出す雛さんと、せっせとエサを運ぶ親鳥さんを連想してしまいました。 その17 最近、歌姫の間で、歌術成功後の決め台詞が流行っています。 元々『決め台詞』という概念はアーカイアには稀薄だったのですが、これも現世人の方が持ち込んだ思想のようです。 で、ちょっとやってみたんですけど………。 なるほど。コレはちょっと、ハマリますね。 ルルカ「招かれざる封印の徒、次元の淵に還って下さい! ……は、ちょっと偉そうですね。 わたしの想い、この旋律に重ねます! ……は、ちょっと恥ずかしいかも……」 ラルカ「……お姉ちゃん、何しているの?」 ルルカ「負けたらご飯抜きですよ♪ ……これも何か違います」 ラルカ「???」 優夜 「決め台詞の練習だそうだ。今、流行っているとかなんとか……」 ラルカ「……決め台詞?」 優夜 「そう。決め台詞。例えば………。 『あれは……いいものだ!』とか『地球か……何もかみな懐かしい』とか、 もしくは『次の世でも我が宿敵はお前だ、コンボォォォイィィィッッ!』とか」 ルルカ「って、ソレって全部、今際の台詞っぽいじゃないですか!」 全く、失礼な話しです。 優夜さんは判っていて、こういう事を言うので赦せません。 優夜 「ま、ルルカの場合、決め台詞の練習よりも、まずは歌術の成功率を上げる方が先なんじゃないの?」 ルルカ「……………」 まぁ、それに関しては、その通りだったりするんですけど……。 実はPT内の歌姫で、一番歌術の成功率が悪いのはわたしだったりします。 もうちょっと頑張らないと、いけませんよね。 でないと、優夜さんの事を、とやかく言えなくなってしまいますから その18 さて、今日も元気に奇声蟲退治です。 おあつらえ向きに、少し大きな規模の群と遭遇しました。 衛兵だけで貴族種はいませんでしたが、だからといって見逃すわけにはいけません。 そして奏甲に乗って奇声蟲と戦う皆さんを、少しでも支援する為に、わたしたち歌姫も心の限り織歌を紡ぎます。 まず、ブラーマさんの『姫と英雄による二重奏』が成功しました。 ブラ 「ふむ……これなら」 続いてベルティさんの「エルタァ・セレナード」。 ベル 「ノリが軽いからって、馬鹿にしちゃだめよ♪」 そして最後に、ミルフィーさんの「姫と英雄による二重奏」です。 ミル 「これが! 私の自慢の「歌」よっ!!!」 皆さんの活躍で、今日も無事に奇声蟲退治をつつがなく終えました。 ちなみにわたしは……まぁ、その……明日は頑張ろうと思います。 それにしても皆さん、歌術の成功率がとても高くて驚きます。 特にベルティさんとブラーマさんは、今日までの全ての戦いにおいて、歌術を成功させているんです。 これでベルティさんを「女優夜」だなんて言ったら、失礼だと思います。 むしろ、半分も歌術を成功させていないわたしこそが「女優夜」かも………。 明日こそは、絶対に頑張ろう。 今日は強く、そう思いました。 その19 今日も歌術に失敗してしまいました……。 そんな失敗続きのわたしを見かねたのでしょうか。 ベル 「私の歌奏楽器、貸してあげようかしら?」 ベルティさんが、歌術の成功率を上げる効果を秘めた『歌奏楽器』を貸してくれました。 ラルカ「……コレって、どうやって使うの?」 ベル 「簡単、簡単。適当にかき鳴らして、そのあとに面白い事を言えばいいのよ?」 ラルカ「???」 シュレ「ベルティ〜〜〜」 桜花 「それは漫才や漫談です」 ……さすがベルティさんです。 自信満々で言い切る辺り、「●優●」の面目躍如といったところでしょうか。 なにはともあれ、これで明日こそは上手くいくかもしれません。 そう思っていたところへ、優夜さんが近づいて来て言いました。 優夜 「道具の力に頼る気なのかい?」 正直、この一言にはドキリとしました。 まるで心のやましさを指摘されたようで、耳が赤くなるの自覚しました。 優夜 「やれやれ、だな。まさかルルカがそんなに情けない歌姫だったなんて、お兄さん悲しいなぁ〜」 ベル 「そんな事を言って、本当はルルカが歌術を失敗するところを、からかいたいダケのクセに!」 ラルカ「そうなの、お兄ちゃん?」 ラルカが訊ねると、優夜さんは視線を明後日の方向に向けました。 まぁ、いつもの事といえばいつもの事ですが、真面目な事を言う時の優夜さんは、要注意です。 ………真面目でない時の優夜さんも、要注意ですけど。 ともかくこれで、明日こそは、いつもよりちょっとだけ優夜さんの『力』になれるのでしょうか? 優夜さんの言葉ではありませんけど、道具に頼るだけではきっとダメなので、この後少し歌術の練習をしたいと思います。 それでは最後に、ブラーマさんの呟きを書き込んで、今日の記録を終わります。 ブラ 「何事もこつこつと、積み重ねればいつかは成功するものだ。 めげずにがんばろう、ルルカ殿。そう、いつか……きっと………」 その20 ベル 「アホ英雄はほっておいて使って見みれば? 私は手鏡があるから」 というベルティさんのアドバイスを受けて、使ってみました『歌奏楽器』。 するとどうでしょう! ルルカ「この歌でチャチャっとカタして下さいね♪」 本当に一発で『姫と英雄の二重奏』を決めちゃいました! ルルカ「わぁ! この楽器、凄いです! 本当に歌術が成功しちゃいましたよ!?」 優夜 「だ、だからって、オレを戦いの最前列に巻き込むな……」 キョウ「なにを言ってる! 歌術が成功した時くらい、マジメに戦え!」 ルルカ「そうですよ優夜さん! せっかく歌術も成功したんですから、獅子奮迅の活躍を見せて下さい!」 レグ 「死んだら骨くらい拾ってやる」 優夜 「………オニ」 とにかくにも、今日の戦闘は優夜さんも最前列に加わって、無事に奇声蟲狩りを終えました。 皆さんも、今日は重点的に優夜さんを歌術強化したので、損害もありません。 と、いうよりも、他の皆さんがちゃんとサポートしてくれたからこそ、と明記しておきましょう。 ちなみに、わたしに楽器を貸してベルティさんは………。 手鏡に自分のお顔を写しながら、妙にウキウキとしていました。 シュレ「で、そん手鏡を持って、どうする気なの?」 ベル 「これで私の魅力は20になるのよ! どんな男でもイチコロだわ♪」 シュレ「いや……。現状から見ると、その数値で誰とも何も起こらないあんたが不思議………」 桜花 「優夜さんの言うとおり、道具に頼っては何もなりませんよ」 ベルティさんは、楽器なしでも歌術を成功しました。 なんだかんだ言っても、ベルティさんは道具に頼っているだけの歌姫さんじゃない、って事です。 おまけに綺麗だし、脚も長いし、胸も大きし………。 ルルカ「頑張りましょうね、ラルカ!」 ラルカ「………?」 ラルカと二人、わたした強く明日に誓いました。 |