【エルシーア・ブライトン】

24歳のフランス人。洗礼名はジャンヌ。
容姿を説明すると、波打つロングヘアの金髪、静かな意志を秘めた碧眼、白雪の如き白い肌。身長は167センチ。スタイルはいいほう。
柔らかな物腰と、歳に似合わない落ち着いた雰囲気を持っており、しかし芯はしっかりしているという、ともすれば相反する要素を兼ね備えた女性。
職業はパリ市内にある大学の講師で、担当科目は数学。
まだ、講師に成り立てだが、授業がわかりやすいと、生徒に評判。美しい容姿ということもあり、生徒からは人気が高い。
毎日昼食を、学生食堂で生徒たちと共にとっており、これは、エルシーアの楽しみの一つになっている。
職場の同僚たちとも、自然に打ち解けることができており、エルシーアにとっての教員生活とは、すでに無くてはならない日常である。
恋人はいない。というよりも、教員生活に手一杯で、恋人どころではない様子である。
趣味はガーデニングと読書。
エルシーアに邪な思いを抱いていた同僚の一人に押し倒されていたところ、突如アーカイアに召喚される。
その持ち前の性格からか、アーカイアでは、歌姫・テレサのお姉さん代わりといったカンジが強い。
乗機はヘルテンツァーで、のちに改造タイプの『ツァオベラー・マーギアー』に搭乗する。


【テレサ・シュターゼン】

13歳のアーカイア人。シュピルドーゼ国籍。
黒髪を地面まで垂らし、その目は黒。身長は140センチほど。
代々、軍人を輩出してきた、名門の軍人家系であるシュターゼン家の次女で、快活な性格をしている。頭の回転が速いわりに行動が遅い。
ただし、頭の回転が速いとは言っても、所詮は13歳。知識に乏しく人生経験も浅いテレサは、まだまだ未熟である。
ちょっと電波系入ってる。
軍人になることを嫌がっているため、一族の中でははみ出し者扱い、家族との折り合いも悪い。
稀石が原のど真ん中にいたところ、エルシーアと出逢う。
エルシーアを姉のように慕うのは、本物の姉に突き放されているという現実があるからなのか。


【レイラ・ルーティ・シュターゼン】
38歳。
テレサの母で、シュターゼン家の家長。
シュピルドーゼ軍の軍人で、一個師団を預かる司令官でもある。
軍に入隊したくないと公言するテレサを勘当同然に扱ってはいるが、やはり実の娘だけに心配なのだろう。
何かにつけて、名門たる『シュターゼン』の名を貸して、テレサをサポートしている。


【アリサ・シュターゼン】

16歳。
テレサの姉。
母レイラ率いるシュピルドーゼ軍師団の騎兵小隊所属。
入隊しようとしないテレサを、親と同じく勘当同然に扱っており、一度など、テレサと口論した経験を持つ。
頭が固く、この歳にして柔軟な考えを失ってしまっている、ある意味不幸な人物。


【シエラ・シュターゼン】

10歳。
テレサの妹。
軍にはまだ入隊していない。
とかく家族から冷遇されるテレサだが、この幼い妹だけは、彼女に懐いてくれる。この妹の存在が、今までのテレサを支えていたと言っても、過言ではない。


【ロッシュ・コルネリオ・クライナン】
25歳のノルウェー人。
宿縁の歌姫はユーリエ・シルラフィン。
召喚されてから、一貫してアーカイアを放浪している青年で、ファルベで強盗団退治に当たっていたエルシーアと出会い、これを手伝うようになる。
責任感の強い冷静な男性だが、熱い闘志を秘めている。


【ユーリエ・シルラフィン】
18歳、ヴァッサァマイン人。
銀髪のボブカット、カチューシャ装備。
物静かだが、無口ではない。
しっかりした性格で、機奏英雄のことをあまり良く思ってはいないが、
しかし機奏英雄無しに助からないであろうアーカイアの現状を良くわかっており、あえて反感を表にしない。

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