天凪優夜 19歳

6年ほど前に市内の一戸建てに引っ越してきた、見た目は普通の学生さん。
それ以前の生活は、謎に包まれている。
両親はごく稀に目撃されるものの、一年の大半は仕事の関係で家にはいない。

究極の確信犯にして、愉快犯。
その思考・行動力は、紙一重を遙かにぶっ千切った向こう側の人。
のほほんとした人畜無害な外見とは裏腹に、学園では知らぬ者のいないトラブルメーカー。
光画部に所属し、常に教師(主にソード先生)と生徒会から睨まれているが、本人は全く意に介していない。
「明るく健全な盗撮活動」をモットーにしている。

他人を困らせ、おちょくる事に、己の存在の全てを賭けている。
作戦の成功の為なら、自らが犠牲になる事すら厭わない。
しかも危険な方へ危険な方へと、わざとギリギリを狙いたがる。

ルルカ&ラルカとは、6年前からのプチ幼馴染で、毎朝ルルカが起しにやって来る。
中肉中背のワリに大食漢で、毎朝ドンブリ三杯分のご飯を食べてから、登校する。
どんなに時間が迫っても、朝食を抜くような真似はしない。
その朝ご飯は、毎朝優夜自身が作っていたりする。
ルルカが起しに来ないと、例え遅刻確定の時間になっていても、優雅に朝餉の準備にいそしむ性格なので、
ルルカの苦労は朝から絶えない。

好きな物 白いご飯に納豆とトラブル
嫌いな物 平凡

通学は主に、自転車を使用。
もちろん、後ろにルルカを乗せているが、安全運転からは程遠い。



ルルカ 15歳

優夜の隣りの家に住んでいる幼馴染にして、最大の被害者。
どんなにヒドイ目にあっても、優夜の側を離れないのは、愛の力か諦めの境地か?
基本的に素直で真面目。優夜が絡まない限り、品行方正……の、つもりらしい。

病弱だった頃、いつも誰かの世話になっていた時の反動か、現在は他人の世話を焼きたがる傾向がある。
当時、ルルカの家族以外で、一番ルルカの面倒を見ていたのが優夜だった。
その時の恩を少しでも返したいと思っているが、勉強も家事も優夜の方が出来るので、フラストレーションは溜る一方。

部活動は主に料理部と、光画部を兼任。

学園において、優夜の暴走に対処できる数少ない逸材と目されている。
優夜がトラブルを起こすと、まず最初に呼ばれるのが彼女。
ルルカ自身も優夜を校正させ、しっかりとサポートるのは自分の役目と自負しているが、
実は自分で思っているほどしっかりしていなかったりする。
故に、トラブルを止めに入ったルルカが原因で、事態が益々混乱する事もしばしば。
もっともその原因は、事態が混乱する事を楽しんでいる優夜にある事は、明白だが。

優夜が職員室に呼び出される度に、一緒に職員室に付き添う姿は、今ではすっかり学園風景の一部。

好きな物 甘いものと果物(リンゴ)。
嫌いな物 虫と納豆。

妹のラルカを溺愛している。



ラルカ 12歳

学園のアイドル(?)「ちみっこ軍団」の一翼を担う、ルルカの妹。
いつも優夜かルルカの側にくっついている。

良くも悪くも、素直で大人しい。
感情の起伏に乏しく、言葉数も少なめ。
善悪の判断が曖昧で、優夜のイタズラに付き合わされる事もある。
もっとも、本人はよく判ってないので、悪い事をしているという感覚はない。

お姉ちゃんことルルカが大好き。だからお姉ちゃんが好きな、優夜も好き……困った事に。
但し、優先順位はルルカにあるので、優夜よりもルルカの言葉を訊く。
人付き合いが苦手だったが、学園生活の中で徐々に慣れつつある。
特に「ちみっこ軍団」のメンバーは、初めてのお友達。

好きな物 ルルカ 優夜
嫌いな物 孤独

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