第二部開始 〜再会!使用人。強引な歌姫プラス〜 カイゼル=ラウロッシュ 現世ではとある貴族国家の第一王位継承者だった。基本的に自己中心的。貴族ではなく武人になる事を憧れる18歳。 サレナ=ブルームーン 礼儀正しいが人見知りがちで暗い、思い込みが少々激しく嫉妬深い。英雄とあってからは少しづつ明るくなっていく。20歳位。 ネレイス=イニシエイト(通称ネイ) 現世でカイゼルの世話役をしていたメイド。第二部開始時に遅れて召還される。 世話好き、ドジなどの基本メイドスキルはもちろん習得済み。24歳のおっとりお姉さん。 キャロル=グランパーム ネレイスの天真爛漫なちみっこい歌姫。12歳 設定は随時、追加+修正+無視予定wへぼいですがご容赦を。 城の外壁、奏甲の足元にて 演説を聞き終わり サレ「カイゼル様、どう思いますか?」 カイ「そうだな、おまえこそどう思うんだ?俺にとっては話が飛躍し過ぎていていまいち分からん。」 サレ「そうですね・・・私も混乱していてよくわかりません。」 カイ「うーむ・・・とりあえずメシでも食うか!」 サレ「へっ?」 カイ「いいから、とにかくここは落ち着かん。町にでも行くぞ。はっ!」 英雄奏甲搭乗、奏甲の手を地面に差し出しつつ カイ「おいっ、早く乗れ!おいてくぞ!」 サレ「でもっ、早く今後の事を決めないと!」 カイ「だーかーらー、メシ食いながら考えるんだろうが。いちいち深刻に考え過ぎなんだよおまえは、焦ったってしょうがないだろ。」 サレ「でもっ!カイゼル様のことなんですよ。まじめに・・・(英雄の声乱入)。」 カイ「でもでもうるさい!とにかく乗れ!」 サレ「ううぅ・・・知りません!」 歌姫、奏甲の手の上へ 近くの町へ移動。 町、喫茶店にて サレ「蟲化したらどうするつもりなんですか・・・。」 カイ「蟲化したら俺の意識なんてないからなどうしようもないな。」 サレ「真面目に聞いてるんです・・・。」 カイ「真面目だよ、俺は。」 サレ「どうして・・・もっと真面目に・・・うぅっ、ひぅっ。 きっと、今すぐにでも・・・ぅくっ・・・カイゼル様は蟲になってしまうの・・・そんな事になったら・・・ひくっ・・私どうしたらっ!」 カイ「っ馬鹿!泣くなよ!頼むから!なっ!」 サレ「・・・なら真面目に答えてくれますかぁっ。」 カイ「わかった、わかったから・・・ったく、自殺しか考えてなかったおまえがそんなに他人を心配するようになるとはな。」 サレ「他人ではありません。パートナーです。」 カイ「ふぅっ、そうだったな。とにかく何か食べて落ち着こう。演説を聞いてからオマエは少し過敏になりすぎだ。いいな。」 サレ「はい。ええと、ではこのランチセットをお願いします。」 カイ「んっ、わかった。・・・すいませーん。オーダーお願いしまーす。」 ウェイトレス「はーい。ただいまー。」 奥から歩いてくる 英雄達のテーブルの横で ウェイトレス「お待たせしました。ご注文をお伺いします。」 カイ「えーっと、ランチセットふ・・・・」 ウェイトレス「??・・・何かございましたか客様。」 カイ「おまっ、おまえっ、まさかっ!ネレイスかっ!?」 ウェイトレス「はい・・・そうですが???って!、カイゼル様!?」 カイ「やっぱり!おまえネレイスなんだな!」 ウェイトレス→ネレイス「カイゼル様、おひさしぶりです。」深く礼 カイ「おひさしぶりっておまえ・・・どうしてこんなところに!?」 サレ「その・・・この人は誰なんですかカイゼル様」 カイ「ああそうか、えっとこいつはだな、俺が現世にいた時に俺に仕えていたメイドの一人なんだが。」 サレ「メイド・・・知りません(怒)」ぷいっ カイ「おいっ、何怒ってるんだよ。」 サレ「知りません(怒)」ぷぷいっ ネレ「あのー、カイゼル様。ご注文は・・・。」 カイ「ああんっ!知るかっ!まったく貴様はのほほんとしやがって。」 ネレ「ごっ、ごめんなさい。えとっ、あのー、どうしましょう?」 カイ「とにかく外に来い!サレナ、不貞腐れてないでおまえも来い!」 サレ「知りません・・・(カイゼルとネレイスの気配が消える)・・・もうっ(後追う)」 喫茶店の裏にて カイ「で、どういう事だか説明して貰おうか。」 ネレ「そうですねぇ、どこから話ましょうか。」 カイ「全部だ。」 ネレ「はい、でも長くなりますよ。」 カイ「全部だ。」 ネレ「では。えーと、カイゼル様が消えるのを見終わってスグの事です。私も何か不思議な力で飛ばされる感覚がしたと思ったらいきなりこの世界に来ていたんです。」 カイ「俺の召還に巻き込まれたのか。・・・それで。」 ネレ「当てもなくさまよっていた私はどことなく私の服装と似た人がいるこの店に入ってみたのです。」 カイ「ウェイトレスとメイドか・・・確かに似ているかもしれんが。会議の必要があるな。」 ネレ「誰に言ってるんです?とにかく、この店に付いた私はここのマスターの娘さんにいきなり英雄様と言われまして。」 カイ「何!?おまえ、歌姫もいるのか。」 ネレ「はい、で、その娘は戦えと言うのですがわたくしはそういうのは得意ではないので。ここでウェイトレスをさせてもらっていたのですよ。」 カイ「得意じゃない?冗談じゃないぞ、庭の花一本踏んだだけでマシンガン持ち出したヤツが言う事かよ。」 ネレ「あれは・・・その、お茶目さん?」 カイ「お茶目で済むか!まあいい、で、今、オマエの歌姫はどこにいるんだ。」 ネレ「お二階にいると思いますよ。呼んでみますね。キャロルさまー。」 歌姫キャロル「はーい、なにー。」二階から声 ネレ「降りてきてくださいますかー。」 キャ「うーん。待ってー。」 二階の窓開く、キャロル顔出す キャ「とぅーー。」 飛ぶ カイ「ちょっと待て、死ぬ気かっ!」 カイゼル、ダッシュでキャロルの着地予想地点へ キャ「わわっ!どいてどいてー!」 カイ「どくか!死んじまうだろうが!」 キャ「ちがうー!集中の邪魔なのー!きゃあああああ!」 ガゴっ(カイゼルの上に落ちる) ネレ「あらあら、大丈夫ですかキャロル様。」 サレ「だ、大丈夫ですか、カイゼル様。」 カイ「っ痛。なんとかな。何で俺はこんな事ばっかり。」(サレナの飛び降り自殺を助けた過去あり) キャ「いったーい。だからどいてって言ったのにー。」 カイ「何がどけだ!死ぬとこだぞ!」 キャ「死なないよー、キャロル飛べるもん。」 カイ「はぁっ?」 ネレ「あのー、カイゼル様。キャロル様は歌術によって飛ぶことができるのです。」 キャ「えへへ、凄いでしょう。でも、いきなり飛び出してくるんだもん。慌てて使えなかったよ。」 カイ「歌術ってそんな事もできるのか・・・ったく、それならそうと早く言え。 ・・・待てよ、サレナおまえも飛べるとか言わないよな。」(飛び降り自殺時の事を邪推) サレ「いいえっ、私は無理です。そっ、そんな顔で見ないで下さい・・・。」 キャ「で、この人達誰?」 ネレ「わたくしの現世にいた頃のご主人様であるカイゼル様と・・・。」サレナの方をじっと見る。 カイ「ああ、俺のパートナーのサレナだ。ほら自己紹介でもしろ。」 サレ「・・・さっ、サレナ=ブルームーン・・・っです。」 カイ「ちっとばかし人見知りするがな、まぁ大目に見てやってくれ。で、そっちは。」 キャ「現世から来たって事はあなたも英雄様ね。私はキャロル=グランパーム。キャロって呼んでくれると嬉しいな。」 ネレ「では最後に。わたくしはネレイス=イニシエイト。現世ではカイゼル様に仕えていたものです。 こちらではキャロル様のパートナーをしております。よろしくお願いします。」 キャ「しますっ!」 サレ「あの、カイゼル様、これからの行動については・・・。」 カイ「あー・・・今日はいろんな事があり過ぎた。とりあえず明日だ明日。」 キャ「それならキャロルのおうちに泊まって行くといいよ。」 カイ「いいのか?ほぼ初対面のヤツをいきなり泊めちまって。」 キャ「大丈夫。ネイの友達でしょ。なら大丈夫。ねっ、ネイ。」」 ネレ「はい、カイゼル様とそのお連れ様なら安心です。」 キャ「ほら、だから泊まってって。」 カイ「どうする。サレナ。今から宿を探すのも面倒だぞ。」 サレ「お好きなように。私も少し疲れました。一晩ゆっくりと考えた方がいいかもしれません。」 カイ「なら決まりだな。一晩やっかいになるぞ。ネレイス。キャロル。」 ネレ「どうぞごゆっくり。」 キャ「あとでみんなでトランプしよーねー。」(トランプ:ネレイスが持ち込んだもの) 次の日の朝 二階寝室にて カイ「さて、どうしたものかな・・・。」 サレ「結局、考えはまとまりませんでしたね。」 外から キャ「おーい、サレなん達ー、行くよ〜。」 カイゼル、窓から顔を出し カイ「どこへ行くんだー。俺たちはまだ考えたい事があるんだー。付いてはいけんぞー。」 キャ「何言ってんのー。白銀の歌姫様の所へ行くよ〜。」 ネレ「すみませんカイゼル様ー。キャロル様がカイゼル様達の分も白銀陣営への手続きをしてしまったみたいですー。 これからはわたくしも戦いますからー。よろしくお願いしますー。」 カイ「おいおいマジかよ。・・・まぁいいか、行動あるのみ。サレナ、行くぞ。」 サレ「・・・サレなん・・・。」 カイ「おい、サレナ置いてくぞ。」 サレ「・・・サレなん・・・っは、はい!今行きますー。」 今回は一回目なので紹介編みたいな感じに・・・。 キャラ設定にガタつきが・・・ まぁいろいろありますがセンスよりやる気ということで。精進します。 ストーリークロスについてはじゃんじゃん使ってくれて結構です。 カイゼル達よりネレイス達の方がキャラが立ち気味なので使い易いかなwどっちもへぼいけど。 「勝手に」ということなのでやる気がおきたら「勝手に」また書きコミますw |