奏甲選択〜爆走!お魚とマシンガン〜 白銀陣営へ合流するため町を出たところ カイ「そういえばおまえらの奏甲ってどこに置いてあるんだ?」 ネレ「奏甲?あらあら、そういえばそんなものもありましたねぇ。」 カイ「ありましたねぇ、って、まさかおまえら奏甲持ってないのか?」 キャ「ないよ〜、ネイが戦闘に参加するの好きじゃなかったから買ってない。」 カイ「・・・おまえら、まさか生身のまま陣営に合流するつもりじゃないだろうな。」 キャ「そんなわけないよ。意味ないじゃない。」 ネレ「あらら〜、カイゼル様ったらお茶目さん?」 ゴツゥ(ネレイスの頭をカイゼルが殴った音」 カイ「なにが、お茶目さん?だ!」 ネレ「痛いですよー。暴力はダメだと何回も言っていますのに。」 サレ「殴るのはよくないです。カイゼル様。」 キャ「暴力反対ー!」 カイ「・・・俺が悪者かよ。まぁいい。ないならさっさと買いに行くぞ。早くしないと合流に間に合わなくなる。」 サレ「あのっ、カイゼル様・・・。」 カイ「なんだ!」 サレ「ネレイスさんに謝らないんですか。」 カイ「・・・くっ、わかったよ。ネレイス、殴って悪かった。」 ネレ「ふふっ、いいんですよ。サレナ様。お心遣いどうもー。」 キャ「サレなん、あんまりしゃべんないけど優しいんだねー。」 サレ「そんなこと・・・それより、えーと、そのサレなんというのは・・・」 キャ「ん?あだ名だよ。嫌?」 サレ「いえっ、そんなことは・・・ただ、まだ慣れないのもので。」 キャ「そなの、すぐ慣れるよ。よかった。ネイみたいに嫌がられるかと思った。」 ネイ「キャロル様、さすがにネレもんはどうかと・・・。」 サレ「ネレ・・・もん。」(目パチクリ) カイ「おまえらっ!いつまで喋ってるんだよ。さっさと工房行くぞ。」 おまえら「はーい・すみません・あらあら」 工房にて ネレ「いろいろあるんですねぇ。」 キャ「すごい、すごい、いっぱーい。」 カイ「騒いでないで、さっさとどれにするか決めろ。」 ネレ「カイゼル様はどの奏甲に乗ってらっしゃるんですか?」 カイ「俺か、俺は今は・・・(工房を見回す)・・・ああ、アイツだ。」 ネレ「まぁ、キレイな金色ですのね。(マリー)」 カイ「ああ、いい機体なんだがなどうもしっくりこない。俺も乗り換えるかな。」 サレ「この子(マリー)もあなたの事気に入ってないみたいです。」 キャ「ん?サレなんは奏甲とお話できるの?」 カイ「ああ、引くなよ。コイツ奏甲だの蟲だのそういう喋んないものの声が聞こえるとか言うんだ。まぁ、話半分に聞いてやってくれ。」 サレ「そんな、カイゼル様、私は本当に・・・」 キャ「ふーん。そっかー。いいなぁー。キャロルもお話したいなー。」 サレ「ぇっ、信じてくれるのですか。」 キャ「うん。ねぇお話するコツとかってあるの?」 サレ「えぇと、すいません。よくわからないです。」 キャ「残念ー。」 ネレ「カイゼル様。人を疑うのはよくありませんよ。」 カイ「・・・ったく。また俺が悪者かよ。あーもう、とにかくさっさと選べ。サレナ、俺たちも少し見ていくぞ。」 サレ「はい。・・・ですがカイゼル様。私はホントに。」 カイ「わかった。信じるって。ここにいる奏甲と話して俺と合いそうなのを選んでくれ。」 サレ「カイゼル様・・・はいっ、わかりました。ではあちらから」 ネレ「ではわたくし達はあちらからみてまいります。」 キャ「じゃねー。」 キャ「みてみてー、この奏甲かわいいよー。」 ネレ「あら、お魚さんみたいですね。かわいいです。」 工房スタッフ「おっ、お客さん。お目が高いですね。コイツは陸では少し鈍重ですが水中ならかなうヤツはいませんよ。」 ネレ「水中戦向きの奏甲ですか。おもしろいですね。」 キャ「かわいいー。これにしようよー。」 ネレ「そうですね。すいません。この奏甲貰えますか。」 工房スタッフ「はいはい。ただいま。お客さん奏甲に乗るの初めてですか。今なら武装もお付けしますよー。このリストから選んでください」 ネレ「あら、ご親切にどうも。そうですね・・・あら!このマシンガン付けて貰えますか?」 工房スタッフ「お客さん陣営は?」 ネレ「白銀を予定しています。」 工房スタッフ「そうですかー、残念。白銀の方にはお売りしてないんですよマシンガン。」 ネレ「そうなんですか。残念です。」 キャ「残念だったね、ネイ。ねね、これなんかもよさそうだよ。」 外の方から トラベラーA「あー減らーなーぁーい蟲どーもーみーなごろーしーいーくぜマ・シ・ン・ガ・ンー♪」 キャ「なんだろ外が騒がしいよ。」 ネレ「そうですね、行ってみましょうか。」 工房の外、奏甲駐留所 キャ「凄い、あの人マシンガン10個近く持ってるよ。」 ネレ「あらあらー。凄い方ですねー。」 キャ「そうだ、あの人からマシンガン貰えないかな?」 ネレ「そうですね。あれだけ持ってらっしゃるんだから一つ位譲ってもらえるかもしれませんね。」 ネレ「もしー、そこの方ー。」 トラベラA「はいはーい。なんでしょうかー。」 ネレ「その、もしよろしければマシンガンを一丁くださいませんか。」 トラベラA「マシンガンが欲しいー?買えばいいじゃないですかー。」 キャ「えとね、白銀だから売ってくれないんだって。」 トラベラA「そですか。んーでもタダってわけにもー。そだ!あなたのマシンガンさばき見せてもらえますかー?」 キャ「マシンガンさばきだって。大丈夫?ネイ。」 ネレ「まかせてください。多少の心得はあります。すいません少し試乗させて貰います。」(ブラオヴァッサァに乗る) トラベラA「んじゃあ、はい。(マシンガン渡す)そだね。そこのジャンクを空に投げるから全部打ち落としてみて。」 ネレ「承知しました。」 トラベラA「いっくよー、そいやー!」 無数のジャンク空に飛び散る。 ネレ「はっ!」 ズガガガガガガガガガガガガ・・・ボスボスボスボスボスボスボス(全弾命中) トラベラA「ひゅうー、やるじゃーん。いいもん見せて貰ったよ。うん、銃だってうまい人に持ってて貰った方が幸せだもんね。それあげる。大事にしてよね。」 ネレ「お粗末さまでした。ではありがたく頂戴しますね。」 キャ「ありがとー!大事にするよー!」 トラベラA「ふふん。じゃねー。」 ネレ「よい方でしたね。」 キャ「ホントだねー。」 そのころ工房内では カイ「なんか外が騒がしいな。」 サレ「カイゼル様ー。」 カイ「んっ、なんだー。」 サレ「この子、外に出たがってます。すごく元気。」 カイ「ハルニッシュブルムか・・・飛行型の新型だっけか。」 サレ「そうです。飛びたがってるんですこの子。」 カイ「俺と合うのか。」 サレ「無垢なんですこの子。誰とでも合いますよきっと。」 カイ「そうか、じゃあよろしくな(奏甲の足を叩く)。すいませーん乗り換えなんですがー。」 サレ「(奏甲を見て)よかったね。これからはいっぱい飛べるよ。」 工房の前 カイ「で、結局ブラオヴァッサァか。」 キャ「へへー、かわいいでしょう。そっちは飛行型にしたんだねー。」 カイ「ああ、ハルニッシュブルムだ。元気らしいぞ。・・・ところでなんでマシンガンなんか持ってるんだ。」 ネレ「銃器は女のロマンです。」 カイ「はぁ、なんだそりゃ。」 サレ「カイゼル様、もう合流時間が・・・。」 カイ「そうだった!おまえらつかまれ!飛んでくぞ!」 キャ「わーい、おそらー。」 ちと長いですが、まぁ長いものを書くためのスレッドだったと思うのでご勘弁を。 世界設定(マシンガンは白銀には売らない)とか無視しまくってますが、いわゆるIFシナリオなのでw またやる気が起きたら書きます。 |