〜交錯!ロマンの英雄達〜

キャロルの喫茶店(家)に付く
カイ「なぁ、ココってこんなだったか?」引きつり笑い
ザナウ「さぁ、俺、初めてだし。」
サレ「えっと、とにかく中にはいってみましょう。」
キャロルの家はカイゼル達が陣営戦をしている間に2倍近く大きくなっていた。
ザナウ「温泉?」
看板には温泉マークもついている。どうやらキャロルの家族が温泉を掘り当てたらしい。
ネレ「いらっしゃいませー。あらカイゼル様。おかえりなさいませ。」
ザナウ「温泉ホテルにメイド?」
キャ「おっ!カイぱんー!おかえりー!凄いでしょう。喫茶キャロル改め温泉喫茶キャロルだよー!」
ザナウ「海パン?温泉喫茶?」
カイ「あー、あいつの言う事は真剣に聞かなくていいから。」
ザナウ「そうなのか?」
カイ「そうだ。」
ザナウ「わかった。でも海パンって?」
カイ「気にするな!」
ザナウ「おっ、おう。」
カイ「ネレイス。こちらの女性をどこかに寝かせてやってくれ。」
ネレ「まぁ、凄いお熱。ささ、こちらへ。」
サレナ、栞をネレイスにまかす。ネレイス、栞を抱え奥の部屋へ。
カイ「もう大丈夫だ。ネレイスは医療の知識も豊富だからな。」
ザナウ「そうか、すまない。何から何まで。」
カイ「気にするな。単なる気まぐれだ。」
サレ「カイゼル様、そんな言い方は・・・。」
ザナウ「いいんだ。ありがとう。」
カイ「今日は泊まって行くのだろう。メシでも食うか?」
ザナウ「メシか・・・食う!」
カイ「おおっ(タジ)。キャロル、喫茶店の方使わせて貰うぞ。」
キャ「あいさー。ごゆっくりー。」

喫茶店にて
ザナウ「がつがつがつ・・・うまい・・・うまいぞおおおお!」
サレ「あの・・・」じっとザナウを見る。
ザナウ「ほういえは(そういえば)ふぃふぉしょうふぁい(自己紹介)。ふぁふぁふぁったな(まだだったな)。」
カイ「なんでもいいが、とりあえず食うか喋るかどっちかにしないか?」
ザナウ「ごっくん。・・・っすまん。俺はザナウ。ザナウ・カナウ。現世では高校生やってた。趣味はボーっとする事。そっちは?」
カイ「ああ、俺はカイゼル=ラウロッシュ。現世では・・・」
サレ「カイゼル様?」
ザナウ「無理に言わなくてもいいよ。名前だけでも充分さ。」
カイ「すまない。」
ザナウ「いいさ。で、そっちの娘は?サレナって言ったっけ。」
サレ「はっ、はい。サレナ=ブルームーンです。えと、カイゼル様のパートナーです。」
ザナウ「3サイズは?」
スパコーン。突然のスリッパ飛来。よろめくザナウ
栞「ザナウさん。人が寝てる時になに恥ずかしいこと言ってるんですか!」
ザナウ「・・・起きてるじゃん。ってか冗談だよ。」
ネレ「栞様、あまり動かれてはお体にさわります。」
キャ「ザナうま、えっちー。」
栞「ザナうま?」
カイ「ああ、そいつの言う事はいちいち聞かなくていいから。」
キャ「ひどいー。」
自己紹介をするもの、パートナーと笑いあうもの、メイドを羨ましがるもの、突っ込むもの、にぎやかな会食は続く。

夜もふけ、温泉(露天)にて
カイ「そうか、おまえも色々あったんだな。」
ザナウ「ザナウ。」
カイ「ん?」
ザナウ「ザナウでいいよ。もう他人じゃないだろ?」
カイ「ははっ、そうだな、こちらもカイゼルでかまわん。」
ザナウ「・・・怒るなよ、カイゼルってさ、偉そうだよな。メイドまでいるし。現世じゃ王様だったりして?」
カイ「なっ・・・。」
ザナウ「ありゃ、図星?すげー、王様かー。いいなー。」
カイ「そんな凄くもいいものでもないぞ。家に縛られ、自分がない。おまえの奔放さがうらやましいよ。」
ザナウ「ははっ、金持ちの悩みは違うね。まぁ、お互いいろいろあるさ。」
カイ「そうだな。」
隣から
ネレ「いい湯加減です。気持ちいいですわー。」
キャ「そーれ!ざっぶーん!」
サレ「きゃ。」
栞「キャロちゃん。飛び込みはダメですよ。」
キャ「へへー。ごめんなさーい。」
男湯
カイ「おっ、サレナ達も入ってきたみたいだな。」
ザナウいきなり立ち上がる。
カイ「ザナウ?どうした?」
ザナウ「・・・カイゼル・・・おまえにロマンはあるか・・・」
カイ「はぁ?」
ザナウ「おまえに漢のロマンはあるかと聞いている!」
ザナウ、ビシッと隣を指さし、真剣な眼差し
カイ「ふふっ、そういう事か・・・ああ、あるとも!でっかいロマンがなあ!」
カイゼル、ザバッと立ち。腕を組む。
ザナウ「やるか?」
カイ「やるとも。」
ザナウ・カイゼル「いざ!」
男二人、ザナウがあらかじめチェックしていたポイントへ。
小声で
ザナウ「よし!ばっちしだ!」
カイ「むぅ、よくわかったなこんな所。」
岩がつまれて敷居になっている所の小岩一つをどけるとそこにはロマンがあった。
ザナウ「当たり前だ。こっちはプロだぞ。にしてもよきかなよきかな。」
カイ「プロ?そうなのか・・・。そうだな、悪くない。」
ゴトゴト(小さい岩でも一つ抜けばバランスは崩れるものです。
ザナウ「やっ、やばい!」
ゴロゴロゴロ(崩れる岩の敷居)合わさる男二人と女四人の視線。
キャ「あれ、何してるの二人とも?」
サレ「・・・カイ・・・ゼル様・・・(怒)」
栞「ザーナーウーさーんー(怒)」
ネレ「きゃあ、きゃあああ。」悲鳴上げつつもどこからかマシンガン装備。
ザナウ・カイゼル「あは、あはははは。」
栞・サレナ「馬鹿ぁああああああああ!」怒涛の風呂桶マシンガン。
ネレ「きゃあああああああ!」洒落にならない本物マシンガン。
ザナウ・カイゼル「ぐわあぁあああああああ!」

翌朝、工房の前にて
カイ「行くのか?」バンソーコーだらけ
ザナ「ああ、世話になった。」同じく
カイ「ほら。落とすなよ。」
カイゼル、ザナウにハルニッシュブルムの整備契約書+登録所を手渡す。
昨日の夜、お互いに怪我の治療をしながら奏甲の事を話し合い、戦友特価でカイゼルはザナウにハルニッシュブルムを譲った。
ザナ「ホントありがと。今度何かあったら絶対手貸すよ。」
カイ「おう。その時はよろしくな。」
栞「本当にありがとうございました。」
ネレ「いいえ。こちらこそ。また会えるといいですね。」
サレ「あのっ、また・・・。」
キャ「今度は絶対勝つんだから(夜のトランプ大会で栞に全敗した)。」
ザナウ・栞、ハルニッシュブルムに乗り込む。
ザナウ「またなー。」
栞「では、またー。」
飛び立つハルニッシュブルム。茶目っけで空中で一回転し空へ。
サレ「また、会えるといいですね。」
カイ「そうだな。おまえに女神が微笑むことを、ザナウ。」
カイゼル・サレナはシャルIVに、ネレイス・キャロルはブラオヴァッサァにそれぞれ乗り込むとザナウ達と逆方向に進みだした。


終わりましたー。
精一杯やりましたがどうでしょうか?クロスはホントに難しいです。
ザナウさん達のキャラ、壊れてないか心配ですがとりあえず終了w
センスよりやる気がモットーなので。もっと精進します。ではでは♪

戻る