〜解明!HoA(ハウリングオブアーク)〜 キャラ カイゼル:現世では貴族国家の王位継承者だった。偉そう。 サレナ:引っ込み思案で嫉妬深い。カイゼルの歌姫。 ネレイス:カイゼルの家のメイド。礼儀正しい。 キャロル:天真爛漫なヤツ。ネレイスの歌姫。 特別講座サレナとネレイスの見分け方w セリフがどもってたりやたら「・・・」がつくのがサレナ。 はっきりしてておっとりしてたり礼儀正しいのがネレイス。 新種との激戦後、カイゼル達は勝利の鍵となったナゾの機能の解明をすべくザナウ達と出会い別れたあの工房へ来ていた。 ネレイス「すいませーん」 返事はない。スタッフは留守のようだ。 カイゼル「誰もいないのかー!」 大声を出すカイゼル。それに反応したのか奥の倉庫がゴソゴソと音を立てる。 仮眠を取っていたのかあくびと伸びをしながら奥から見知ったスタッフが出てくる。 工房スタッフ「はぁ〜い・・・。ああ!このあいだの人!どうです。アイツの調子は。」 カイゼル「どうもこうもなんだあの機能は。」 スタッフ「というと・・・。」 カイゼル「とぼけるなよ。肩の宝石の事だ。」 スタッフ「肩の宝石・・・ってまさかHoAを起動したんですか!?」 カイゼル「HoA?なんだか知らんが多分それの事だ。いきなり光ったと思ったらアークが剣に集中した。」 スタッフ「すごい、完璧に起動してる。やった!やったよ!」 カイゼル「盛り上がってるとこ悪いがな。詳しく説明してくれ。」 スタッフ「いいですとも!ささあちらへ。あっ!申し遅れました。わたくしこの工房のチーフを務めさせてもらってますルスフォンと申します。」 カイゼル「ああ、よろしく頼む。」 ネレイス「あの・・・整備もお願いしたいのですが・・・。」 申し訳なさそうに溶解したヴラオヴァッサァに視線をやりルスフォンに整備を頼む。 ルスフォン「あちゃー、また派手にやられましたねー。蟲ですか?」 キャロル「でっかくて、空飛んで、赤くて、しぶといヤツー!」 ルスフォン「はぁ・・・。」 ネレイス「キャロル様・・・。えっと。新種と呼ばれているものです。」 ルスフォン「新種!?そいつぁ凄い。よく勝てましたね。」 カイゼル「おまえがつけたおかしな機能とアレのおかげだ。」 言って腰にマウントされているエンシェントソードに視線を向ける。 ルスフォン「あれってまさかエンシェントソードですか!?なんか凄い人達だなぁ。」 カイゼル「整備も含めとにかく頼む。」 ルスフォン「わっかりましたー。じゃあとりあえず説明からいきますか整備はその間にウチのもんにとりかからせておきます。」 サレナ「よろしくお願いします。」 カイゼル達は奥の部屋(開発室と思われる)に通される。 ヴン。巨大なモニターが起動しシャルIVの設計図らしきものが映し出される。 ルスフォン「これが私が独自に改造したIVの設計図です。」 カイゼル「前置きはいい。早く例のヤツを説明してくれ。」 ルスフォン「では。えっと皆さんハウリングって知ってます?」 ネレイス「スピーカーなどから凄い音が出る事ですよね?」 ルスフォン「はい。あれはマイクから入りスピーカーによって増幅されたものがまたマイクに入り凄い音になってしまうというものです。」 カイゼル「ほう、なるほどな。」 サレナ「知りませんでした。」 キャロル「あのキィイイイイインって音キラーイ。」 ルスフォン「それをアークでやるようにしたのがIVに私が付けたハウリングオブアーク略してHoAです。」 キャロル「ほあ〜。」 ルスフォン「両肩の宝石でアークを吸収、増幅発信したものをまた取り込みアークのハウリングを起こします。 それによって増幅を繰り返し一定量のアークを強大な力に変えるというわけです。」 カイゼル「ふむ。すごいな。だが、何故剣の形を取ったのだ。」 ルスフォン「それはわかりません。そもそもあれはかなり絆が深いペアが乗らなければ発動すらしないモノですし。」 サレナ「絆が・・・深い。」真っ赤な顔でうつむくサレナ。 カイゼル「何を赤くなっている・・・。」 そっけない態度を取るがカイゼルもまんざらでもないようだ。顔が少し赤い。 キャロル「カイぱんとサレなんユデダコー!」 カイゼル「だっ、黙れ!」 サレナ「知りません!」更に真っ赤に ネレイス「ふふふふふ・・・。」二人の慌てる態度に優しい笑いを浮かべるネレイス。 ルスフォン「なるほど。仲が良いようですね。おそらくはあなた達の戦いへの意思が剣となって現れたのでしょう。」 カイゼル「そういうものか・・・。」 ルスフォン「真実はわかりません。しかしアークは人の意思に反応し歌術として利用できます。強い意志が剣の形をなしたところで驚く程のことではないでしょう。」 サレナ「そうですね。」 ルスフォン「ですが、あまり乱用はしない方がいいです。機体はもちろん操縦者にも歌姫にもかなりの負荷がかかりますから。」 カイゼル「ああ、確かにあの後やけに疲れが抜けなかったからな。」 サレナ「私もです。」 トントンとノックの音。工房の若手スタッフが入ってくる。 スタッフ「チーフ。整備ほぼ完了しました。」 ルスフォン「30分か・・・。まぁ上出来かな。でもこれくらいで満足するんじゃないよ。」 スタッフ「はい!」 ネレイス「もう終わったのですか。」 ルスフォン「うちは速さと質の両立を看板にしてましてね。これでも遅い位ですよ。」 カイゼル「頼もしいな。そういえばザナウのハルニッシュブルムにもいろいろ手を加えてたようだが。」 ルスフォン「はは。つい癖で。」 サレナ「何をされたんです。」 ルスフォン「それは企業秘密ですよ。ふふふふ。」不敵に笑う。 カイゼル「では行くか。」 ルスフォン「そうだ。HoAが使える位強いのでしたら奏甲バトルに出てみたらどうです。」 カイゼル「奏甲バトル?」 ルスフォン「はい。なんでも商品や賞金はかなり豪華らしいですよ。」 ネレイス「カイゼル様。流石にお金も少なくなってまいりましたし参加してもいいのでは。」 サレナ「陣営を抜けたのにまた英雄同士で闘うのですか・・・。」 カイゼル、うつむくサレナの頭を撫でてやり カイゼル「そんな顔するな、殺し合いをするわけじゃない。」 サレナ「カイゼル様・・・。」 キャロル「じゃ決定!今度はバトルだー!」 ルスフォン「お気をつけて。またのご来店をお待ちしております。」 カイゼル「ああ、また来る。」 ネレイス「ありがとうございました。」 ナゾも解け整備も終わったカイゼル達は工房を後にした。 ぐぁ、説明ばっか。 とりあえず奏甲バトル書きたかったんで伏線貼りつつオリジナル設定を説明しようと思ったんですが微妙だな・・・。 HoAの設定自体は気に入ってるのですが。 ルスフォンはこれからもゲストキャラでちょくちょく登場するかも。 つかキャラ増やしすぎだよオレ、風呂敷広げ過ぎて自分の首しめないようにしないとw |