機体設定
●ラッキーアイゼン『エルオール』
ベース機体:ビリオーン・ブリッツ
主兵装:24mmソードランチャー(全長6m)
副兵装:複合攻盾システム(シザースクロー・パイルバン
カー)
その他兵装:背部アークブースターX2
      頭部NRSプロテクター
コックピット装備:ツインスティック(イメージ伝達用)
         スライプナーMD挿入口(用途不明)
能力値:攻撃力 6
    防御力 5
    機動力 5
    機体同調率 4
    対奇声抵抗 10
    歌術 5 
解説:キョウスケの搭乗機体で、開発途上だった「アダッ
クス」製の第2世代型奏甲(*1)の1番機のパーツ・フ
レームを中破した先代ラッキーアイゼンに組み込んだ特別
仕様機。
ノイズ対策として急遽増設された頭部のNRSプロテクタ
ー、第2世代型奏甲の標準規格を遥かに超えた超高効率型
幻糸炉、それから来るハイパワーを制御する背部の「アー
ク・ブースター」(*2)をはじめとした先駆的な機構を
試験的に採用している。
平均装甲厚20mm・幻糸精度60%だが、幻糸転換率は9
5%を超過する規格外の性能を有する。
武装は、先代ラッキーアイゼンの欠点である「中・遠距離
戦における攻撃手段」を補うべく開発された24mmソード
ランチャーと、より攻撃的に改修された複合攻盾システム
を装備。
特に24mmソードランチャーは、ライフルの銃身を刀身に
替えた、というよりは大型の剣に無理矢理ライフルを組み
込んだような外観をしており、近〜中距離でその性能を発
揮する。
内蔵されたアーク・クリスタルで刀身に織り込まれた幻糸
を活性化させる事により刀身が青白い光に包まれ(*3)
、幻糸装甲を容易に分断する事が可能となった。
そのため、「アダックス」以外での工房では、幻糸炉以外
はまともな整備が不可能という「アダックス」の設計思想
に反する構造の機体となった。(*4)
なお、機体名にある「エルオール」は、キョウスケが崇拝
してやまないメイドの名前からきている。
他にも、アーカイアに流出されると困る様々な現世技術を
登載しているが、今は謎にしておく。

注訳
1:「アダックス」完全新規の奏甲、アイゼン・シリーズ
の意。詳細は下記参照。
2:「アーク・ブースター」はスラスターではない。ブー
スター部から排出されるブラストは、幻糸炉の自律放熱反
応であって、推進力を得るためのものではないが、飛行翼
としても機能しており、短時間の飛行が可能となっている
。
3:華色奏甲がMAX稼働する際に発生する発光現象のよ
うなものであって、決してビーム等ではない。使用してい
る24mm対幻糸装甲用特殊鉄こう弾も、同様の現象を起こ
す。
4:例え黄金の工房や無色の工房でも、ラッキーアイゼン
のまともな整備は不可能とされている。これは「アダック
ス」の過剰なテクノロジーを注ぎ込んでいることに起因す
るが、それ以外の「アダックス」製奏甲は特に問題なく整
備できるように採用技術を自粛している。

〜緊急設置!よくわかるラッキーアイゼン解説講座〜
よくわからない人のために、ラッキーアイゼンについて簡
単に解説します!
1:機体イメージはまんまテムジン!
2:ソードランチャーは主に斬撃用。ライフルは牽制・中
距離専用だ!
3:アークブースターは激しい挙動(ダッシュ・ジャンプ
など)の時に展開するぞ!
4:攻盾システムはベルゼルガのパイルバンカーの両側に
スタッグビートルクラッシャーみたいのがついてるぞ!
5:ツインスティックは言ってしまえば飾りだ!



●アイゼン・シリーズ
解説:工房「アダックス」が独自開発した、いわゆる「第
2世代型」(*1)として初めて世に送り出した絶対奏甲
。
基本性能がインフレ化する絶対奏甲に求められる汎用性に
対し、ひとつの回答として「絶対奏甲のパーツの完全統一
規格化」を導入、これの実用化に成功した。
これは、核となる「素体」をベースに様々な目的に応じた
パーツを換装することにより、ありとあらゆる環境での活
動を可能にした。
さらには安価で故障も少なく、さらにはそれ相応の戦闘能
力を有し、「アダックス」の主力商用奏甲としてその名を
アーカイア中に知らしめた。

注訳
1:コミック版に登場した「ナハト・フェアローテ」や「
ヴィルトクリーガー・ベヘルター」等のような、低幻糸濃
度下で十分に稼働できる絶対奏甲の事である。
「アダックス」製の奏甲は、新開発の高効率型幻糸炉が装
備されているため、アイゼン・シリーズ以降の奏甲は全て
第2世代型として登録されている。
ちなみに、この呼び方をしているのは「アダックス」のみ
である。

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