荒廃の使者〜英雄編〜

設定(ヴァージョン5.10)

更新日:2004/06/13


<始めに>
本作品の登場人物、地域、奏甲は“Ru/Li/Ru/La”を基としていますが、ほぼ全て架空の存在です。
特に、琉人とリィス、“凱神”は脳内で出来上がった設定のみですので、ご注意ください。

ついでに言うと、クシェウ=ヘダイトは現世人ではなく、人間でもありません。全く異質の存在と思ってもらって結構です。

OnLineでは

英雄名:琉都

で参加しているです。

<登場人物紹介>

地神 琉人(ちがみ りゅうじん):16歳
 多少性格に難がある英雄。自分さえよければ他などどうでもいいので、特にどの陣営にも属さず、雇われ英雄をしている。金さえ払ってもらえば何でもする。
  アーカイアの事情を話してもらった時、全てに“理論的な反論”をしたそうである。
 召喚直後から二ヶ月、工房で働いて基本的な事を学ぶと同時に奏甲について学んだ。そのため奏甲の改造を行える。
 妙に冷静な部分があるので、蟲の弱点をピンポイントで探り当てる事ができる。
 厳しめに接するが、人は大切にする方。
 擬似(デミ)ノイズ能力を所有する。実は一咆え毎に、蟲化から遠のく。
 容姿は至って普通で、これと言って目立ったところはない・・・ハズ。
 擬似ノイズ能力を得てから超人化し始めているので、ひょっとしたら容姿が変わる可能性もある。
 現在外見は、至って一般的な現世人。どこにでもいるような高校生、と言うのがぴったりくるだろう。

非公式装備/能力
武器:幻糸剣“白柳剣”……奏甲装甲板の残品を加工して造った。
能力:擬似ノイズ……………威力は特に上限/下限が無く、本気でキレると貴族ですら使えないほどの高出力となる。そのかわり、少しでも負の感情があれば正確に反映され、声にノイズ混入する。さらにノイズ完全無効化までもが付属してきた。
能力:六感鋭化………………文字通り、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、感覚、第六感が大幅に上昇している。ひょっとしたら、生身でナハトリッタァに勝てるくらいの感覚能力かもしれない。擬似ノイズの付属能力。

リィス=クラスム:20歳。
 琉人の歌姫だが、歌術以外の事が全くダメ。一体どう言う育ちなのだろうか?
 見目麗しく声も美しい。のに、家事全般全てダメ。
  だが、いざと言うとき彼女の強い意志は思わぬ結果をもたらす。
 ケーブルの扱いが下手なため、奏甲のツインコクピットに乗り込む。
 趣味はお茶(でもあまり上手に淹れられない)。最近は紅茶よりも天然ハーブ茶が個人的に流行だとか。
 色の薄い茶色の髪は長く、本当に僅かに波打っている。瞳はヒスイのような緑。

非公式装備/能力
発声法:双声歌唱……………歌術を二重に使用する。長い修行を経れば、大抵の者は使用できる。ただし、肉体的な声帯に非常に大きな負荷を与えるため、多用は禁物である。
幻曲術(歌術):具幻………幻糸を強制的に結晶させ、任意の空間に任意の形状で出現させる。


<搭乗絶対奏甲>
シャルラッハロートX(エクス)“凱神”
 シャルラッハロートから少しづつ琉人が改造して行き、結果本来の機体とは全くの別物になってしまった。
 現世技術も多く取り入れられており、制御用噴進装置(早い話がアポジモータ)が最低限取り付けられている事は誰にでもわかる。しかし、本当は内部フレームからすでに別物になってしまっている。
 メイン幻糸炉は貴族種に破壊されたヘルテンツァー・リミットの物を流用し、異様に出力が上昇している。
 工房に作ってもらった小型幻糸炉(幻糸転換率60%)を補助のためのサブ動力機関ととして“二重起動”することで幻糸強化され、十秒程度だが華色奏甲並みの出力・機動力を発揮できる(らしい)。平均装甲厚は15mm。
 また、背部と腕部に追加武装を装着するためのコネクタが存在するが、今のところ背部の『ウィング』しか完成していない。『ウィング』を装着すれば、グライダーのように飛行が可能。
 また、腕部のコネクタには巨盾をストックする事が可能。
 ダビングシステム、エコーシステム、ノイズ排除機構を背部に“ランドセル”として装備が可能なハズ。
 幻曲『具幻』によって表面に歌術媒介を蒸着させた事で、歌術性能が上昇した。
 主な武装は以下の通り。全て非公式。
・巨刀:通常の奏甲用カタナの1.5倍の大きさ。強度は歌術強化済み。『具幻』でさらに強化された。
・巨盾(マシンガン内蔵):表面は歌術強化されている。マシンガンのカートリッジは一つにつき40発。
◎追加パーツ一覧
・ウィング:滑空可能になる。他のランドセル型のパーツと同時に装備可能。
・ランドセルD(未完成):ダビングシステムを追加する。
・ランドセルE(未完成):エコーシステムを追加する。
・ランドセルN(未完成):ノイズ排除機構を追加する。
・ランドセルFINAL(未完成):D、E、Nの効果を一つにまとめた。ウィングとの同時装備は不可能。
他、腕部パーツ多数。
“4・異界より来るは・・・”時現在、内部フレームの激しい損傷などにより運用が困難に。小型幻糸炉等の流用可能な装備は取り外し済み。

擬似奏甲“赤虎”
エティニー製、奏甲の模造品。
兄弟機が後二機存在するが、琉人がテストしたのはこの機体だけ。
見た目は赤くカラーリングしたゼーレンヴァンデルングに酷似するが、追加装甲装備時の運動性を補われている。しかし、歌姫搭乗は不可能。
三つの特殊装備を有する。即ち、“ノンリバース”“アナログ・ディジタル型ノイズ排除装置”“再生型幻糸鋼”。
武装は“凱神”から引継がれた巨刀とマシンガン内蔵巨盾。それと、肩に内蔵された武装である機関銃。
奏甲技術によってエティニーは、第三次魔導大戦勃発へと向かったが、これは別の世界の話である。


<???>

クシェウ=ヘダイト:外見年齢19歳、実年齢不明
 元機奏英雄。パートナーである歌姫は死亡。一度帰還した後にまた来た。
 現在は彼の住む世界“エティニー”の、ある機関の命令で、アーカイアの調査を行っている。調査時はなるべく干渉しない事が条件とされているが、彼はあまり気にしていない様子である。
 アーカイアには存在しない、ドラゴニアンと言う種族で、肉体的にも精神的にもドラゴンの力を秘めている。(例えば、超精神力を使えたり、生身で奏甲以上の力が出せたりする。)だが、いたって温厚で争いごとを嫌う。
 彼に限って、争いごとに血が疼くのは、恐らく彼の中に潜む特異因子『バーサクソウル』が何か関係しているのかもしれない。
 また、ドラゴニアンを含む半不老不死種族はある年齢まで成長した後は老化しなくなる。
 くすんだ金の瞳はドラゴンのそれと見た目は同じであるが、決して恐怖感を与えない。髪は漆黒で後ろだけ長く伸ばし、肩の高さで束ねている。
 基本的に人間形でアーカイアを旅しているが、戦闘行為を行う際は羽と尾とウロコを解放し半竜形となる。また、単身での長距離移動等の際には竜形となる。ウロコ、尾、羽は金属光沢をもつ黒。
 炎/氷/雷/毒/霧の息を半竜形/竜形時には使用できる。
 マナと言う養子がいるが、調査にはつれて来られなかった。(養子は『名前=肉親の姓の頭文字/養親の姓』の形式で名乗ったり記述したりされる)

装備品・能力
黒竜剣………………………身の丈ほどもある大剣。闇が剣の形をとっているかと錯覚させるような色をしており、時折炎の幻影を映し出す。
義甲…………………………一種の義手。クシェウの左腕上腕中ほどから先はこれである。なぜそのようになったかの経緯を語ることは、彼にとって苦痛。驚異的な硬度と軽さと再生速度を誇る合金でつくられている。
封印輪………………………着用者の何らかの汚染や危険を防ぐ代わり、ほぼ全ての能力を封印してしまう腕輪。“エティニー”から調査に来た者たちは全員着用している。種特有能力はこれで封印されないらしい。
幻術…………………………精神に直接働きかける術。幻を見せたり、思念を読み取ったり送信したりすることが可能。国際資格所有者ともなれば、行使するのに術式を行う必要はなくなる。ただし、封印輪で使用には制限がかけられているが・・・。

スェル=ジェム:外見年齢15、実年齢不明(170歳ちょい、とはクシェウの説)
 アーカイアには存在しない、半不老不死種族の一つ、水人(一般には人魚と呼ばれる)。
 水に関する技能と呪歌技能に関しては、“成人”前にその免許皆伝を与えられた、プロ中のプロといっても過言ではない。
 呪歌で水を服にし、それを着るのが水人の常識で、彼女もまた水の羽衣を着ている。しかしそれは、決して動きやすそうには見えない。優雅さを醸し出す加減に関しては、彼女の技能の高さが素直に反映されている。
 「召喚されし者」(機奏英雄)ではない、異界の存在。そのため歌術の“翻訳”効果は得ていないが、クシェウが通訳するので問題無し。
 戦闘技能は“鋼糸使い”タイプ。厳密には、水を高密度かつ細長く形成し、それを操って戦う“水糸使い”。(服の肩と腰についている宝玉は、彼女の能力で水を定形化した物。)



飛空戦艦“S-CX-000”
 その名の通り、空飛ぶ戦艦である。次元間移動を実現しているので最新鋭の艦のようにとられがちだが、実際には元々軍の所有物で、新造艦配備時に民間機として成り下がるところだったものを“研究所”が貰い受けただけである。
 次元間移動の副産物として時空移動も可能だが、大抵の場合不慮の事故でしか行われない。
 魔導幻糸炉×5、間時空用魔導炉×2を動力として搭載。武装は精神波砲×16、魔導媒介主砲×4、魔導媒介砲×1。しかしどれも軍用時から逆改造されており、精神波砲でやっとフォイアロート・シュヴァルペを打ち落とせるかどうかの威力しかない。ついでに言うと、魔導媒介砲ははっきり言って、某宇宙戦艦の波動砲とさほど変わらない。
 仮想空間を発生させる装置を搭載しており、外見以上に内部は広い。そのため奏甲15機と乗員50人まで搭載可能。
 動力源物質は不要で、魔導媒介となりうる物質が存在すればそれを勝手に取り込み、動力として活用する。ただし、間時空用魔導炉と武装のみは例外で、ブリッジに居る全クルーから無差別に必要量の魔導力・精神力を吸収する。
 内部でホムンクルス(一種の魔導的異性複製体。男性の体細胞からは女性型、逆に女性の体細胞からは男性型が生成される。主に使用人として活用されている。)を生成可能であり、魂魄本質改変で戦闘用から雑用まで幅広いタイプを生成可能。ただし、基体となる体細胞は最低1×1×1p必要。生成必要期間は三日だが、ホムンクルスの寿命は10ヶ月になるタイプの装置。ホムンクルスは産まれた時から、定められた年齢の肉体を有する。
 他にも様々な術具を積んでいる。