無題迷話
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目次
主な登場人物
仙仁 琉都
クゥリス=フォルティッシモ
ソフィア=エルファイム
ルィニア
アルゼ
アメルダ
仙占 雷鳳
魅鳳=アイゼン
琥露鬼/琥露
主な奏甲
フォイアロート・シュヴァルベ・OC
フォイアロート・シュヴァルベ・LC
シャルラッハロートUAL
フリューゲル・ヴァッサァ
ヘルテンツァー・リミット(サイレント・ソング)
ネーベル・レーゲンボーゲン(アルゼ&アメルダ機)
グラオグランツ・ホウカスタム(雷鳳&魅鳳機)
シャッテンナハト(ソフィア&ルィニア機)
奏甲装備読み方/注意
完全オリジナル奏甲
ハイリガー・クロイツ
メンシュハイト・ノイVer.U
ユヴェール・ローザリッタァ
ハイリガー・クロイツ=フリューゲル
エヴィル・クロイツ=トゥルー
マテリアル・クロイツ=ファルベ
アストラル・クロイツ=ガイスト
クロイツェンブレイカー・ヌル
試作クロイツについて
フルネーム | 仙仁 琉都 |
姓 | 仙仁 | 名 | 琉都 |
年齢 | 16 | 性別 | 男 |
出身地 | 中国山中・参願(架空地域)/日本 |
三眼族。額の第三眼は紅。
16にしてはちょっと貧弱で、運動は苦手。
特にこれと言った定見やらは持っておらず、将来の事を考えているかどうかすら謎。
恋愛だとかそう言う類は苦手。
性格は「気分屋」とでも言うのだろうか、読み辛い。
基本的に自己中心的でありながらも他との調和を重んじるちょっと変なヤツ。
部分的記憶喪失だが、本人は全く気にしていない。死にかけた際に紅の第三眼が覚醒し、それと共に消えていた記憶も復活したらしい。
彼の第三眼は精神を加速すると同時に、肉体のリミッタを一時的(約3分ほどの間)に解除するもの。一日一回かよくて二回しか使用できない。使用可能か否かは三眼の瞳の色で判断する(紅くなったら使用可能、二眼と同色の時は使用不可)。
生身では主に、篭手に追加装備する型の爪を使った戦いをする。
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外見特徴 | 二眼の時は特徴と言える特徴が無い。三眼の時はその第三眼が最も大きな特徴となるだろう。髪は黒で短い。瞳色は澱んだ黒が基本で、第三眼のみ紅色になる事がある。 |
服装趣旨 | 主に道士服(袍。手っ取り早く“某水をかぶるとアヒルになる隠し武器のエキスパート”が着ている服を漠然と思い浮かべて欲しい)。だからと言って他の服装をしないわけではないが。 |
フルネーム | クゥリス・フォルティッシモ |
姓 | フォルティッシモ | 名 | クゥリス |
年齢 | 14 | 性別 | アーカイア人 女 |
出身地 | ハルフェア |
家事万能(琉都もそうであるためそうは見えないが。)の14歳。
定見をもっていないが、将来の事を心配する事は多々。
琉都の宿縁。琉都を「恋愛対象」として捉えているかどうか微妙な部分があるが、恐らくはそうなのであろう。
宿縁が現れた事で首飾りを与えられ、認定されたタイプの歌姫。
三人姉妹の三女で、彼女の姉の一人は、宿縁出現で歌姫となったタイプ。もう一人は歌姫になってから宿縁と出会ったタイプ。
第1位階“黒橡”。
主武装は汎用ナイフ小太刀風ダガー。ただしなるべく戦わないようにしている。
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外見特徴 | 胸ナシで小柄な何となく可愛い系。髪は癖毛で黒に近い茶色。瞳色は茶とも金とも見える。 |
服装趣旨 | 飾り気の少ないながらもより自分を引き立たせる系の服を好む。動きやすさの問題からあまりスカートは好まない。 |
<声帯>形状 | 小さな円筒形の黒石に、白と藍の紐を縒り合わせた紐。 |
フルネーム | ソフィア・エルファイム |
姓 | エルファイム | 名 | ソフィア |
年齢 | 13 | 性別 | 現世人 女 |
出身地 | フランス |
ライフル射撃と弓矢を得意とする。
少々病弱気味だが、軽く風邪気味になってはすぐ治ると言った程度。現在は戦に出たのが良かったのか、すっかり元気。
手先が器用で、盗賊じみた事も(比較的)軽々やってのける。
賭け事が好きなのは何故なのか、それは誰も知らない知られちゃいけない(ヲイ
物心つくかつかないかの頃から特殊機関で狙撃手訓練を施されており、風を見る能力と標的の移動予測を視覚化する能力を得ている。 主武装はスナイパーライフル。
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外見特徴 | 13相応の体と顔つき。髪は金色で変形ショート。瞳色は水色に近い青。 |
服装趣旨 | 主にセーラー服っぽい服。スカート丈が短めである。 |
フルネーム | ルィニア・ヴィリック |
姓 | ヴィリック | 名 | ルィニア |
年齢 | 24 | 性別 | アーカイア人 女 |
出身地 | トロンメル |
黄金の工房から招待されるほどの凄腕だが、何故か就職を蹴った。
趣味は奏甲いじり(主に無断改造)。三機(実際には二機だが)の奏甲の整備は全て彼女とソフィアが行っている。
ソフィア=エルファイムの宿縁。
第1位階“黒橡”。
実は(奏甲が絡まない限り)かなり面倒見がいいらしいが、あまりそう言った面を強調される事は無い。
主武装は奏甲専用の特大スパナ(TRPGでは棍棒扱い)。その他もろもろ。
フォイアロート・シュヴァルベOCを製作した人。
フォイアロート・シュヴァルベLCを製作した人。
フリューゲル・ヴァッサァを製作した人。
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外見特徴 | 無駄な脂肪が無く、それでいて出るところはこれでもかと言わんばかりに出ていると言う理想的グラマー体型。顔も良い。髪はソフィアと良く似た金色でポニーテール。瞳色は青銅の錆の色に似た青緑。 |
服装趣旨 | 各種作業着。それ以外の服は似合わないと思っているのであまり着ない。 |
<声帯>形状 | 親指の先ほどの大きさの丸い黒石に、細かな鎖を縒り合わせた紐。 |
フルネーム | アルゼ・クオンゼルン |
姓 | クオンゼルン | 名 | アルゼ |
年齢 | 17 | 性別 | 男 |
出身地 | イギリス |
肉体労働派の17歳。
指先の器用さと高い生命力を持つ。筋力も問題は無い程度に高い。
主に拳銃射撃をメインとして戦う。
その腕前はどう考えても達人の域に達している。生まれつきの雷炎特殊能力に目をつけられ、10歳の頃から悪魔狩人(デヴィルハンター)として夜闇で活躍していた。武器と弾丸に紅雷を蓄えさせる事で、着弾時に炸裂する弾丸を発射できる(ヴォルトフレイム・ブレット)。
自称『機奏土木工事屋』だとか云々。
また、最近になって、左肩から蟲化の病が進行しつつある。
幻糸を遺しつつ蟲化を食い止める方法を知っていると考え、白銀側陣営に参加。最前線での戦闘を志願したらしいが、無事配属されたかどうかは知らない。
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外見特徴 | 運動系筋肉質な体、顔も悪くはない。髪は赤黒く短い。瞳は青を含んでいる。 |
服装趣旨 | 動きやすくなおかつ正装的な服を好む。黒基調(某二つ名が“黒い雷光”のフリーランスの傭兵っぽく)。 |
フルネーム | アメルダ・エングローリス |
姓 | エングローリス | 名 | アメルダ |
年齢 | 16 | 性別 | アーカイア人 女 |
出身地 | ハルフェア |
アルゼの宿縁。
16歳にして第4位階“青碧”の歌姫。実家はハルフェアの醸造工場。
爆発物の取扱に長けており、手製の手榴弾の威力は高い。爆薬の調合も行う事ができる。
爆弾魔(ボマー)爆弾系歌姫(メイデンボム)。
ただし変にプライドが高いため、アルゼはよく痛い目を見ているらしい。
現在は折を見ては少しずつ、クロイツのプレートを解読している。
アルゼの蟲化を食い止める方法を探す事にも熱意を注ぎはじめるが、それ以上に苦しまずに爆死させるための研究に没頭しているようである。
アルゼには自分がついていなければいけないと思っており、不本意ながらも白銀陣営に参加。そこでも爆弾を持ち歩いているらしい。
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外見特徴 | 特に良くも無く悪くも無い顔体。黒髪黒瞳。 |
服装趣旨 | 主にスカートとそれに似合うものを好む。スカートさえついていればほとんどなんでも良いといって過言ではない。後は主に爆弾とその材料を入れるためのリュックサック。 |
<声帯>形状 | 青碧色をした大き目のトルコ石が埋め込まれた、首輪状のなめし皮ベルト。 |
フルネーム | 仙占 雷鳳 |
姓 | 仙占 | 名 | 雷鳳 |
年齢 | 18 | 性別 | 現世人 男 |
出身地 | 中国 |
三眼族。額に蒼眼を持ち、気功に長ける。
深い黒の髪、濁黒の二眼など、ある程度までは琉都と外見的特徴を共有している。背丈もほぼ同じ。
顔が女っぽく、普段から柔和な笑顔を心がけているらしい。しかし女と勘違いされる事も多く、それはある意味で彼のコンプレックスともなっている。
槍/棒術に長けており、そこいらに落ちている棒っ切れでもそれなりに闘えるらしい。
主武装はショートスピア。
現在はどこかへ逃げて行ったアストラル・クロイツを探すため、琉都達と行動を共にしている。
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外見特徴 | 深い黒の髪、濁黒の二眼。顔立ちは女っぽい。額の第三眼は蒼い。 |
服装趣旨 | 琉都が着ているのとほぼ同じ袍。ただし袖が細くなっており、琉都のそれと比べ数段動き易くなっている。 |
フルネーム | 魅鳳=アイゼン |
姓 | アイゼン | 名 | 魅鳳 |
年齢 | 18 | 性別 | アーカイア人 女 |
出身地 | トロンメル |
雷鳳と出会う前は、とある貴族の家で住み込みメイドをしていたらしい。
どこまでも雷鳳に従順で、忠誠心が篤いのは、その頃の影響が大きいと目される。
歌術に関しては能力は平均的だが、驚くべきはその拳銃の腕前。抜き撃ちであれば雷鳳の棒術にも勝てるほどだそうだ。
また忠誠心から簡単な奏甲の整備もおぼえ、アストラル・クロイツに出会う前まではセルフ・メンテナンスを行っていた。
主武装は拳銃。
常に雷鳳に付き従っている。
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外見特徴 | 良くも悪くも平均的な体型。髪色は温かな金、瞳は青含みのアメシスト色。
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服装趣旨 | 萌へ属性攻撃の一つである“メイド服”。室外用、室内用、奏甲整備用の三種類を何着かずつ持っている。
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<声帯>形状 | 囲碁の黒石のような石に、銅細工の土台を持った、重厚な作りの一品。
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フルネーム | 琥露鬼 |
姓 | ─── | 名 | 琥露鬼 |
年齢 | 不詳、見た感じ25、6 | 性別 | 女 |
出身地 | 不詳 |
謎に包まれた猫獣人。
猫は家につくと言われているが、彼女の場合は人についたようだ。
獣人形と獣形の二形態を持ち、幻糸の力に依存しない方法で形態変化する。
アーカイア生まれとは考え辛いほどの現代現世知識を持ち、なおかつアーカイアの古い知識(例えばアケインルーンと言われるアーカイア魔法文字の知識)も持っている。
全く謎に包まれているが、一つだけわかっているのは、その内面が猫らしい黒さを持っていると言う事であろう。
夜中に獣人形で単独行動をとる事も多々あるが、深夜に及ぶため本編中では描画されないだろう。
獣人形の時には琥露鬼と呼ばせ、獣形の時には琥露と呼ばせている。本編中でも便宜上、呼称を使い分けている。
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外見特徴 |
獣人形の時には背が高く、腰まである長い髪を持ち、大きな黒いネコミミがあり、硝子玉のような碧色の猫の眼で、グラマー体型系の身体の凹凸を持っている。
獣形の時には全身真っ黒い猫で、碧色の眼と大きな黒い耳が共通している。
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服装趣旨 |
獣人形では真っ黒いローブを着ている。
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フォイアロート・シュヴァルベ・OC(オウルカスタム)
羽音、起動音を極限まで消し、昼夜を問わず一定の性能を発揮できるよう改造された機体。
走行速度/装甲/攻撃力等の点では一般機と差は無い。
この機体の改造は、ルィニアが個人的に行った。
A・W(アークウィング)の羽毛のような部分を梟のような構造にすることで、羽音消音効果を得ている。
既に売られていった。
■装備・改造一覧
◎グレートソード×1(両手)
◎小盾×1(左腕)
☆消音改造【隠密能力上昇】
フォイアロート・シュヴァルベ・LC(ロウアーカスタム)
低速化して、積載可能重量を少々上昇させた機体。
移動力が低下した以外は、見た目も能力も全く一般のシュヴァルベと変わらない。
ルィニアが改造した機体。
既に売られていった。
■装備・改造一覧
◎ロングソード×1(右手)
◎ショートソード×1(左手)
◎小盾×1(左腕)
☆低速化荷重加改造【移動速度を落とすが、その代わりに積載荷重を増加させる】
シャルラッハロートUAL(エアロック)
量産型奏甲シャルラッハロートUに気密処理を施しただけの機体。
関節部分に追加で防泥防塵布が被せてあるため、非常に土木工事に適応させられている。
ほぼ半壊状態で売却。
■装備・改造一覧
◎ツルハシ×1(右手)
◎小盾×1(左手)
●ファイアボルト×1(両手)
☆対泥対塵化【沼地や砂地等での行動で受ける一切のペナルティを無視する】
フリューゲル・ヴァッサァ(呼称:フリュヴァ)
ブラオヴァッサァをベースとしたカスタム機。
従来の型とは違う形の飛行翼を使用しているため、羽付魚と言うよりもトビウオの方がイメージとしては近い。
飛行速度等はさほど変わらないが、飛行翼の形状もあって上昇するのが多少難しい。だが水中最適形状のために風に流されにくい。
羽の形状は水中での行動に支障をきたさないための物で、やはりかなり水中行動が得意である。
理由も無く売却。
■装備・改造一覧
○スナイパーライフル×1(両手)
●ヴァッサァカノン×1(肩)
☆特殊形状飛行翼追加【水中行動に支障を出さない】
ヘルテンツァー・リミット(呼称:サイレント・ソング)
ほとんど素のヘルリミ。
今後改造予定のため、ある意味こっちのが主人公機っぽい。だが黙殺するべし。
両手に奏甲用拳銃、右腕に20oアームガンと中・近距離での射撃戦闘においてより高性能な装備。
歌術効果重視の調整が施されているため、アメルダの歌術能力もより引き出せる。
ほぼ半壊状態で売却
■装備・改造一覧
○マグナム×2(両手)
○アームガン×1(右腕)
☆荷重増加
★旋回用小型補助噴進装置増設予定【移動・旋回・回避上昇、熱発生量上昇】
ネーベル・レーゲンボーゲン(アルゼ&アメルダ機)
主武装はカタナ。幻糸兵器を遮断する歌術が付与されており、歌術と組み合わせる事により122mm幻糸砲の砲撃ですら遮断する。(「朔」)
ネーベル・レーゲンボーゲンの設計確認のために造られた機体。
設計や構造は細部で量産型のネーベルと違っている上、性能的にもこちらの方が僅かに劣る。
だがやはり腐っても上級奏甲、従来機と異なる水準の性能を持つ。
■装備・改造一覧
●カタナ「朔」×1(両手/片手)【一日に二回まで、歌術を斬る事ができる】
○マグナム×2(両手)
◎トラクティングワイヤー×1(左腕)
☆ホバー装置敷設【全力移動時に地形による移動力低下を無視できる】
☆スラスタユニット【ホバー装置起動中、一定方向に機体を向けたまま全方向へスライド移動可能】
グラオグランツ・ホウカスタム(雷鳳&魅鳳機)
解禁当日に“無限光”が購入費を支払って買ってくれた機体。
元々のグラオグランツの特徴である『中途半端に何でもできる』、もとい汎用性の高い特性を活かしつつ、幻糸ジャミング(AECM)を装備した事で奇襲に適性を持った機体となった。
ACEMは幻糸を広域にわたってかき乱す事と炉による幻糸の乱れを最小限に抑える2種類の使い方ができるため、一種のステルス・コートとしても作動するようだ。
■装備・改造一覧
○ガトリングガン×1(左腕)
◎チート・ショートスピア(両手)【攻撃力のみ上昇したショートスピア】
☆水晶板設置【索敵能力上昇】
☆ノイズリダクトシステムII【ノイズによる精神ダメージを緩和】
☆高性能ホバー装置敷設【移動時・全速移動時に地形による不利な効果を無視できる】
☆スラスタユニット【ホバー装置起動中、一定方向に機体を向けたまま全方向へスライド移動可能】
シャッテンナハト(ソフィア&ルィニア機)
ナハトリッタァの原形ともなる絶対奏甲。
設計や構造はナハトリッタァそのものだが、製造年月が歌姫大戦時の渦中である。
またファンネルのような物を装備している。これらには超小型幻糸炉(転換率50%、収束率60%)が搭載されており、搭乗者の集中力さえ持続すれば半永続的に浮遊・自律行動を行う。(「鬼火」)
現在はソフィアが搭乗中。
■装備・改造一覧
●「鬼火」×7(ファンネル武装)【小型ガトリング・振動刃を内蔵】
○スナイパーライフル×1(両手)
△軽量型外部装甲板追加
※1:クロイツフィールド補助発生装置。武器として起動すると、英雄か歌姫の“最も望む力の形”を武器として具現させる。
※2:存在力兵器。チャージを行う事で、強力な剣圧を発生させる事が可能になる。剣圧の熱量は120mm圧縮幻糸砲と対等かそれ以上。
装備・改造一覧の読み方
◎:通常武器
●:幻糸武器
○:現世武器
△:防具
☆:改造済み項目
★:未改造項目
【】:各種メモ
メンシュハイト・ノイVer.U
完全オリジナル奏甲。
通常ノイと平行で開発された、現世騎士団開発の極少数生産奏甲。総生産数18機(確保できた幻糸砲と同数)。
固定装備としてノイズ発生装置と122o幻糸砲を肩に装備。ノイズ発生装置は威力が全体的に低下しているものの、至近距離では本物の、それも貴族級のノイズと遜色ない威力を発揮する。122o幻糸砲は遺跡から発掘されたもので、幻糸を収束するのに時間がかかるが非常に強力。
しかし3機を除いてほとんどが何かしらの形で現世騎士団の下からなくなってしまった。2機が同型機破壊のために末端に渡されたのだが、残りの一機はどうなったのかわからない。
■一般的装備
●ノイズ発生装置【有効距離が短くなっている】
●122o幻糸砲
○アサルトライフル
ユヴェール・ローザリッタァ
ユヴェール湖湖畔の隠し工房で開発され、その後主生産を別拠点に移した、ユヴェール・シリーズの一機。
ローザリッタァを英雄、もしくは歌姫単独で起動可能にした後、浮揚歌術の付与とスラスター設備を行った。
どうしても英雄単独起動の方が歌姫単独起動よりも出力が高くなるが、白兵戦闘でなければあまり影響が無いためそのまま量産効率上昇段階へと移された。
歌術性能は全く無いが装甲が厚く丈夫なのは基機の特徴そのままであるが、それを浮遊させスラスターによる機動力を与える事であまりにも強力な機体になったが、生産性は最低であった。
士官機には人工知能『キリアス』が搭載されており、総合的な支援を受けることが出来るだろう。
生産していた工房は、研究用の機体が暴走した事で完全壊滅した、と表歴史ではなっている。
だがこれの仕官機仕様とユヴェール・レーゲンボーゲン仕官機、そしてウェヌス・ユヴェール一般機が各一機ずつ生き残っていたらしい。
■装備一覧
◎ソードトンファー×2振
○多目的ミサイル×1式
☆幻糸集積付与装置設備【全ての武器を幻糸武器として扱う】
ハイリガー・クロイツ=フリューゲル(呼称:ハイリガー)
【ハイリガー・クロイツ。聖と邪と無と─の十字架が次の絶対的な連続した音─────繋がるを祈る。絶対的────の他、クロイツF(フィールド)と自己再生を有す。───の十字架の試作型、─────にして初の成功を収め───。(以下翻訳不能)】 (本編より抜粋)
説明書代わりの金属板は劣化はほとんどしていないが、文字が特に解読困難なもののため高位の歌姫にしか読む事ができない。
通常起動は普通に行えるが、戦闘起動は難しい。(TRPG基準“起動判定に常に-10”)
クロイツF(フィールド)と自己再生機能を備えている上、1号機〜13号機までの平均能力値と同等のスペックを有する。
しかし歌術性能はとりわけ高く、それ同様膂力も強い。そのため歌術に長けたクロイツと白兵に長けたクロイツの試作型ではないかという見解もできる。
ステータスモニターが使用可能。普通なら意識しなければ見ることはできないが、琉都の場合は第三眼に常に投影される。
試作クロイツと白兵戦闘を行う事で共振し、炉出力が上昇しフィールドが変色したりする。
“審判”機能により、刀剣類を形状変化・存在力強化する事が可能。ただし時間制限がある上、使用にはかなりの負荷がかかる。
背中にアークウィングが生え、全体のフォルムが少々崩れてしまったかわり、空中での高機動戦闘が行えるように成った。
エヴィル・クロイツ=トゥルーを取り込んでしまった。
アストラル・クロイツ=ガイストを取り込んでしまった。
マテリアル・クロイツ=ファルベを取り込んでしまった。
アークゼロシフト機能、解禁済。
現在は琉都が搭乗中。
■装備一覧
◎長弓×1(両手)
●クロー・オヴ・アーク×2(右腕と左腕)【装甲値を無視してダメージを与える】
●フィールドジェネレータ×1(片手装備)【※1】
●裁きの剣×1(片手/両手兼用)【※2】
△幻糸帷子
エヴィル・クロイツ=トゥルー
ハイリガー・クロイツ=フリューゲルと対になっている試作クロイツ。
機体番号はマイナス4。試作機体の中では最も最初に造られたとされているクロイツである。
本体はその幻糸炉のみであり、幻糸濃度が十分存在すれば幻糸炉のみからでも機体を再生させる事ができる、驚異的な幻糸制御能力を誇る。
また人間の精神に感応し、悪性人格『クリムゾン』を上書きすると言う、狂気のシステムも搭載している。ただし人外には抵抗される事もあるようだ。
現在はとある組織のとある人物が搭乗している。
■再生時装備一覧
●邪剣×1振
●鋼糸×2式
●フィールドジェネレータ×1(片腕装備)
マテリアル・クロイツ=ファルベ
アストラル・クロイツ=ガイストと対になっている試作クロイツ。
装甲板は存在せず、その代わりに“孤立連動制御式キューブパーツ装甲”が用いられている。
この特殊な装甲を用いる事でこのクロイツは、他の装甲に擬態できると言う面白い機能を手に入れた。
またそれ以外にも見た目以上に多いハードポイントを有し、120mm幻糸砲を両肩にマウントするなど贅沢な射撃武装が可能。
また鈍重そうな見た目に反し、空中での活動が可能である。
■装備一覧
●120mm幻糸砲×2門(肩)
●88mmアークリニアキャノン×2門(腰)
●多目的ミサイルポッド×2基(脚)
●トゥルーソード×1振
●フィールドジェネレータ×1(両手装備)
アストラル・クロイツ=ガイスト
マテリアル・クロイツ=ファルベと対になっている試作クロイツ。
幻糸炉の他に生体炉(オーガニックドライヴ)と呼ばれる動力源を持つ。
生体炉の特徴である『人間のような気分を持つ』事によって性能の浮き沈みが激しいが、上手く宥めたり丸め込んだりすれば奏者無しで戦える機体となっている。
しかし複数の炉を同時に使用する事により、安定した出力供給を行うためには最大出力の75%しか出せなくなってしまった。それでも13機のクロイツシリーズより性能は上だが。
また壁抜けなどの離れ業もできる。
目立った飛行装置も無いのに、空中での活動が可能である。
■装備一覧
●死神の鎌×1振
●40mm収束幻糸砲×2門(肩)
●フィールドジェネレータ×2(片手装備)
クロイツェンブレイカー・ヌル
対クロイツ用クロイツと言う名目で造られた、様々な先進世界のオーバーテクノロジー(例:AC、MA、MS、AB、SPT、HM、などの人型機動兵器のノウハウ)を満載した機体。
封印された状態では「プレート」と呼ばれる状態となり、普通の人間が見ても奏甲だとは思わない。
しかし封印が解除されると、周囲の幻糸を強制的に収束する事でボディを再構築(リライブ)する。その際に歌姫が近くに居ると廃人になってしまうと言う報告例がある。
またクロイツに対抗する兵器としてAC(アンチクロイツ)シリーズを携行しており、これらの兵器はクロイツの再生機構を完全無効化するが幻糸兵器知識を必要としない。
また動力炉として3種類もの小型炉をアークドライヴ以外に有しており、幻糸が存在しない世界でも問題無く稼動するとされる。なお小型炉はそれぞれ“ヒュージバッテリー”“生体炉(オーガニックドライヴ)”“魔導力炉(マナドライヴ)”と言う名前らしい。
4つの炉を併用せず、その場その場で最も適した炉に起動をシフトする事によって、アストラル・クロイツのような出力制限は存在しない。またそれぞれの炉のエネルギーは相互変換が可能であり、一時的に1つの炉にエネルギーを蓄える事で暴力的な炉出力を一瞬のみ実現できる。
またリミッタカット時には全ての炉が協調してエネルギーを放出するため、試作クロイツと比べても非常に高いポテンシャルを誇っている。
背部のランドセル型バックパックユニットにより、空中での活動が可能であるが、バックパックユニットが破壊されても空中活動できる設計である。
■装備一覧
◎ACサイス×1振(両手装備)
○ACガトリングガン×1丁(腕装備)
○AC四連装ミサイル×2基(肩装備)
●フィールドジェネレータ×1(両手装備)
☆幻糸噴出推進機構(アークブースター)【アークウィングと異なりダッシュにも応用可能。ホバー機構、飛行機構の役割を果たす】
☆スラスタユニット【ホバー時、機体を一定方向に向けたままスライド移動が可能】
試作クロイツについて
全部で4機(これら以外にも創られた可能性はあるが)存在する試作クロイツは、クロイツ・シリーズとしての基本性能の他、試験的に様々な機能や機構が搭載されている。
その例としては、幻糸と言う流体の流れを利用して一瞬で別の座標に移動する『アークゼロシフト(Arc Zero Shift)』機能や、複数の炉を持っていたり、人格書換を強制的にもしくは比較的緩やかに行うなど、実に多岐にわたる。
またこれらの機体の製造にはある世界の存在が多かれ少なかれ干渉しており、現在わかっているだけでもアーカイアを含め3つ以上の世界の知識の集合体であるらしい。
また試作クロイツは量産を視野に入れておらず、整備不要ではあるが生産性は皆無である。
ちなみにクロイツェンブレイカー・ヌルも試作クロイツとして創られた機体だが、その特異性故に普通は試作クロイツに数えない。
その特異性とは、機体ポテンシャルの期待値などは現存する機体の中では群を抜いて──絶対奏甲としては異様なほどに──高い性能を誇っており、なおかつ大量生産を視野に入れたパーツ分割を行われている点にある。