無題迷話 〜アラタナル〜

設定


目次
主な登場人物
仙仁 琉都
クゥリス・フォルティッシモ
ソフィア・エルファイム
ルィニア・ヴィリック

主な奏甲
ビリオーン・ブリッツ(琉都&クゥリス機)
ナハトリッタァ(ソフィア&ルィニア機)

おまけ
奏甲装備読み方/注意
特殊弾一覧
オリジナルデヴァイス一覧


フルネーム仙仁 琉都
仙仁琉都
年齢16性別
出身地中国山中・参願(架空地域)/日本
 三眼族。額の第三眼は紅。
 特にこれと言った定見やらは持っておらず、将来の事を考えているかどうかすら謎。
 性格は「気分屋」とでも言うのだろうか、読み辛い。
 基本的に自己中心的でありながらも他との調和を重んじるちょっと変なヤツ。
 彼の第三眼は精神を加速すると同時に、肉体のリミッタを一時的(約3分ほどの間)に解除するもの。一日一回かよくて二回しか使用できない。使用可能か否かは三眼の瞳の色で判断する(紅くなったら使用可能、二眼と同色の時は使用不可)。
 また、ハイリガー・クロイツに乗っていた頃の強運と身体的超人度は無くなってしまっている上、技術なども大半を忘れてしまった。そもそもハイリガー・クロイツに関する全ての事象を忘れている。

 生身では主に、篭手に追加装備する型の爪を使った戦いをする。
外見特徴二眼の時は特徴と言える特徴が無い。三眼の時はその第三眼が最も大きな特徴となるだろう。髪は黒で短い。瞳色は澱んだ黒が基本で、第三眼のみ紅色になる事がある。
服装趣旨鉄骨ブーツと篭手は基本。最近は袍では無くごく普通の服装(例:Tシャツ+ジャンパー+ジーンズ地のズボン、など)をするようになった。
武具装備 両腕には肘まで保護する篭手を常時着用。
ブーツの底に鉄骨を仕込んである。
腰の後ろにクローを違い合せに保持。

フルネームクゥリス・フォルティッシモ
フォルティッシモクゥリス
年齢14性別アーカイア人 女
出身地ハルフェア
 家事万能(琉都もそうであるためそうは見えないが。)の14歳。
 定見をもっていないが、将来の事を心配する事は多々。
 琉都の宿縁。
 宿縁が現れた事で首飾りを与えられ、認定されたタイプの歌姫。
 三人姉妹の三女で、彼女の姉の一人は、宿縁出現で歌姫となったタイプ。もう一人は歌姫になってから宿縁と出会ったタイプ。
 第1位階“黒橡”。
 主武装は小太刀風ダガー。ただしなるべく戦わないようにしている。
外見特徴胸ナシで小柄な何となく可愛い系。髪は癖毛で黒に近い茶色。瞳色は茶とも金とも見える。
服装趣旨飾り気の少ないながらもより自分を引き立たせる系の服を好む。動きやすさの問題からあまりスカートは好まない。
武具装備 腰の後ろに小太刀のようなダガーを保持。
<声帯チョーカー>形状小さな円筒形の黒石に、白と藍の紐を縒り合わせた紐。

フルネームソフィア・エルファイム
エルファイムソフィア
年齢13性別現世人 女
出身地フランス
 ライフル射撃と弓矢を得意とする。
 手先が器用で、盗賊じみた事も(比較的)軽々やってのける。
 現世に居た頃に両親から虐待されていたため、他人に甘えると言う事に何か引け目を感じるらしい。
 物心つくかつかないかの頃から特殊機関で狙撃手訓練を施されており、風を見る能力と標的の移動予測を視覚化する能力を得ている。
 主武装はスナイパーライフル。
外見特徴13相応の体と顔つき。髪は金色で変形ショート。瞳色は水色に近い青。
服装趣旨主にセーラー服っぽい服。スカート丈が短めである。
武具装備 スナイパーライフルを持ち運べる限り手持ち運搬。
腰横のホルスターに護身用拳銃を保持。

フルネームルィニア・ヴィリック
ヴィリックルィニア
年齢24性別アーカイア人 女
出身地トロンメル
 黄金の工房から招待されるほどの凄腕だが、何故か就職を蹴った。
 趣味は奏甲いじり(主に無断改造)。二機の奏甲の整備は全て彼女とソフィアが行っている。
 ソフィア=エルファイムの宿縁。
 第1位階“黒橡”。
 実は(奏甲が絡まない限り)かなり面倒見がいいらしいが、あまりそう言った面を強調される事は無い。
 主武装は奏甲専用の特大スパナ(TRPGでは棍棒扱い)。その他もろもろ。
外見特徴無駄な脂肪が無く、それでいて出るところはこれでもかと言わんばかりに出ていると言う理想的グラマー体型。顔も良い。髪はソフィアと良く似た金色でポニーテール。瞳色は青銅の錆の色に似た青緑。
服装趣旨各種作業着。それ以外の服は似合わないと思っているのであまり着ない。
武具装備 必要に応じて巨大スパナを武器とする。
奏甲用のボルトやナットを投擲して非殺武器とする事もある。
<声帯チョーカー>形状親指の先ほどの大きさの丸い黒石に、細かな鎖を縒り合わせた紐。

ビリオーン・ブリッツ(琉都&クゥリス機) パーソナルネーム:シュツルム

 古代幻糸炉(エンシェントドライヴ)を搭載しており、元々高い性能がさらに性能が底上げされている。エコーシステムとの相乗効果によってさらに古代炉の能力を引き出し易くなっているため、かなりハイレベルな上で危ういバランスで成り立つ機体となってしまった。
 歌姫への安全はドッペルゲンガーを外した代りに搭載されているリバース・シャット・システム(RSS)によってある程度までは保証されているが、せいぜい3回までしかシャットアウト機能は作動しない。
 また、装甲板額部の一部が緑色の透明物に置換されている。これは受動的複合探知デヴァイス『フォルシェン・フォーァリヒトゥング』のセンサー類で、コクピット内部の切り替えスイッチによって視界を通常モードから探知(フォルシェン)モードへ、またその逆へ切り替える事ができる。
 踵の両脇の赤い大車輪と爪先の極小車輪はローラーダッシュユニットで、整地であれば戦闘起動時にはナハトリッタァの全力疾走に勝るとも劣らぬ加速力を見せる。通常起動でも使用でき、普通に歩く速度の1.5倍速で移動できる。しかし整備の手間は増えた。
 向かって右側の胸部装甲板には、行書体で『嵐』の文字が墨色で描かれており、その下には小さく『Sturm』と書かれている。このエンブレムは戦闘中にも十分気付ける大きさだが、決して大きすぎると言う事はない。

■装備・改造一覧
◎刀×1(片手/両手)
○サブマシンガン×1(片手)
●80mm連装幻糸砲×1(両肩)【威力低下、重量減少、連射性能上昇した120mm連装幻糸砲】
☆不整地適応化【移動属性を「地上(不整地)」に変更】
☆ダッシュローラー【移動地形が「地上(整地)」であった場合、移動力を+1/+0して扱う】
☆防水加工/完全気密化【コクピットと関節を完全気密と防水し、水中で長時間活動可能】
☆マルチ・パッシヴ・センサー『フォルシェン・フォーァリヒトゥング』【起動中、物理体(音波、熱、幻糸乱のどれかを発している物に限定)に関してのみ視界制限を緩和】

ナハトリッタァ(ソフィア&ルィニア機) パーソナルネーム:シャルフシュッツェ

 狙撃に特化した機微さを持ち合わせており、戦闘起動中であればライフルの有効射程内に入った対象は百発百中だが、それはソフィアの超人的な狙撃能力があればこそ実現する
 スナイパーライフルは、専用の特殊弾を発射する事ができる。また、右目部は受動的複合探知デヴァイス『フォルシェン・フォーァリヒトゥング』に置換されているため、常時起動した状態で見る事ができる。
 また歌術の苦手なルィニアが支援をすると言う事もあり、幻糸吸入口にちょっとした細工をする事で収束率を2%も引き上げる事に成功している。さらには<ケーブル>系を二重にしただけのサブ・リンク・システム(SLS)によって他の歌姫からの戦闘起動歌術も追加で受け付ける機体としている。
 胸部装甲板の向かって左側には、流暢なアーカイア語筆記体で『Scharfschutze』と白で描かれている。さらにその下には『Vollkommen schutze』──完璧な射手座とも。このエンブレムは戦闘中でも十分気付ける大きさだが、決して大きすぎたりしない。
 また背中にはマウントマニピュレーターが設置されており、非戦闘時にはここへ武装をマウントして置く事ができる。
 マウントマニピュレーターの副次効果として、武装を手に持ち直す時間が大きく短縮されると言う効果が上がった。

■装備・改造一覧
○スナイパーライフル×1(両手)
○サブマシンガン×1(片手)
△忍び布×1(片手)【隠密補助】
☆マウントマニピュレーター設置【武装を背中へマウント可能】
☆挙動精密化【動きをさらに繊細にし、狙撃に適応】
☆防水加工・完全気密化【コクピット・関節を完全気密・防水、水中で長時間活動可能】
☆マルチ・パッシヴ・センサー『フォルシェン・フォーァリヒトゥング』【常時、物理体(音波、熱、幻糸乱のどれかを発している物に限定)に関してのみ視界制限を緩和】


 
装備・改造一覧の読み方
◎:通常武器
●:幻糸武器
○:現世武器
△:防具
☆:改造済み項目
★:未改造項目
【】:各種メモ


特殊弾一覧

◆スモーク
 煙幕弾。おおよそ半径50メートル前後に薄墨色の霧を発生させる事で、肉眼の視線を大幅に阻害する事ができる。煙幕は熱センサには滅法弱く、『氣』は遮断できない上、風のある日には屋外では数分しか効力を発揮しない。

◆スタン
 閃光・破裂音弾。着弾した直後、ナトリウムの炎色反応を炸裂音と同時に起こす。弾速と射程が小さいのが欠点。

◆ナパーム
 火炎弾。弾頭の着弾部が比較的柔らかい金属で構成されており、弾頭内部には低温で空気と反応して発火し高温を発する薬品が詰め込まれている。



オリジナルデヴァイス一覧


◇受動的複合探知デヴァイス『Forschen Vorrichtung(フォルシェン・フォーァリヒトゥング)』
 受動的熱センサ、受動的音波センサ、受動的幻糸乱センサの三つを複合した探知デヴァイス。フレームに取り付ける必要がある上に、パッシヴ型なためにアクティヴ型ほど多くの情報を得る事はできないが、対奏甲もしくは対奇声蟲ならば十分である。
 戦闘起動を始める瞬間に使用していると、回路内に過負荷がかかってしまい、幻糸回路物理回路共に焼き切れてしまうと言う困った特性を持っている。
 装置そのものは非常にコンパクトに仕上がっており、通常起動と戦闘起動のどちらにも殆ど影響を与えない。また装備に割ける加重が減らない事も大きなメリット。
 視界に投影するための機構は通常の視界系回路を使っているが、非常に負荷が少ない事が特徴。使用後に多少網膜にダメージが残るが、15分も休めば十分に回復する。

◇能動的複合探知デヴァイス『Forschen Ausrustung(フォルシェン・アオスリュストゥング)』
 ソナー、レーダー、熱センサ、幻糸乱センサを複合した探知デヴァイス。フレームに取り付ける必要は無いが、頭部装甲板の代りに探査波投射用の外部装置(一年戦争で有名な連邦の白いヤツの頭部っぽい)を取り付ける必要があるため、外観が大きく変わってしまうのが欠点。しかし原型デヴァイスの『フォルシェン・フォーァリヒトゥング』より多くの情報を集める事ができる。だが現世技術を多く取り入れ過ぎたために、歌術的な機体との相性は最悪である。
 また装置そのものが大きすぎるため、装備に割ける加重が少なくなる事も欠点。
 視界に投影するのではなく、専用のモニターに光点として探知物が投影される。