ホフヌング 二百年前に無色の工房によって製作された自立型絶対奏甲。単体の起動、行動が可能な史上初にして最後の無人絶対奏甲。 本来は優しい心を持ち、再生能力と桁外れの出力により奇声蟲を狩る希望となるはずだったが、 この存在を危険視(というより自分達のシナリオが狂うのを恐れた)評議会の手により人格旋律に障害を埋め込まれ、 敵味方無く暴れまわり貪りつくす悪魔と化した。 最終的には一人の歌姫の犠牲によりその体を拘束する事に成功したが、 研究者達にも中身が分からぬほど自己進化してしまっていた為に破壊する事が出来ず、トーテスタールの奥深くに封印された。 だが二百年たった今、埋め込まれていた歌姫の”宿縁”が現れたことにより再び起動。戦乱渦巻くボザネオへとその姿を現した……。 ………ただ、狂気の中で救いを求めながら………。