『爆走浪漫! 掴め、夢の栄光!』
 
ある町のある工房、ザナウ達はシュヴァルベを失い、新たなる奏甲を手に入れに来ていた。
工房は整備や修理による騒音で満ち溢れていた。
「すんませ〜ん! 乗り換え……というか奏甲もらいたいんですけど〜!!」
ザナウはその騒音に負けないように大声を出す。
「はいはい、どのようなものをお探しで」
近くの工房のスタッフがザナウ達に近づいてくる。
「羽とか!」
いきなりザナウは叫ぶ。
「はっ? 飛行型ですか?」
いきなりの叫びに困惑するスタッフ。
「飛んだりとか!」
さらに叫ぶ。
「……飛行型……ですね」
困惑しつつも重要な部分は聞いていたようだ。
「ザナウさん……恥ずかしいからやめてください……」
栞は額に片手を押さえながら言う。
「あの、飛行型で新しいのがあるって聞いたのですけど」
「あ、はい! ハルニッシュヴルムですね。ならあっちですよ。どうぞご覧下さい」
スタッフはそう言いながら工房の奥へと進んでいく。
「どうも、ほらザナウさん行きますよ」
手を振って空を飛び始めようとするザナウの襟首を掴み、栞はスタッフの後に続いた。
 
同じ工房内にて
「また派手に壊しましたねー」
呆れを通り越して感心したような声がで言う。
「すまん。できるだけ早く修理してもらえるか」
さすがにやり過ぎたと思うのか、カイゼルはすまなそうに言う。
「すいません。お願いします」
ネレイスも似たような表情で言った後、頭を下げる。
「そんな、顔を上げてください。こちらもそれが仕事ですから、全力で修理させてもらいますよ」
「そういってもらえると助かります」
言葉どおり、声がすこし和らいでいた。
「よろしく頼む」
スタッフはハルニッシュの破損状況を見て
「でもこれだけの破損率となると乗り換えた方が早いかもしれませんよ。どうです? 少し見てきては」
「お気遣いどうも。でも私は遠慮します。カイゼル様は?」
「そうだな、サレナは奏甲と話すのが好きだから気晴らしになるかもしれん。少し見てくる」
奏甲と話すという部分でスタッフは疑問の顔をしたが、すぐに作業に取り掛かった。
「では私達は戻りましょうか」
「うむ」
ネレイス達はキャロルの喫茶店へ。
カイゼル達は奏甲の方へ向かう。
 
ハルニッシュヴルムの前にて
「たけぇ……」
ザナウは早くも挫折していた。
「もう、きちんと節約して使わないからですよ。買えないじゃないですか」
栞は心底呆れたように言う。
「俺の食事を極限まで削ってる気がするんだが……」
かなり悲痛の声だった。
「いつも買い置きを狙うのは誰ですか……?」
「乗りたいなぁ……」
無視。
「無理です、半分近く足りません」
「シュヴァルベは……」
「……シュヴァルベは休ませてあげましょう」
強盗団との戦闘によってシュヴァルベは再起不能なまでにやられてしまっていた。
「そうだな……あいつは最後まで俺に答えてくれたしな」
自分が今まで共に戦ってきた奏甲の姿を思い出す。
「他のはダメなんですか?」
「逆に聞くが、他のは買えるのか?」
疲れた顔をしながら言う。
「え〜っと……」
 
リーゼリミットの前で
「この子も元気。凄い走りたがってます」
「ふむ、突撃型ではヤツには勝てん。ヤツは飛行型だ、空から一方的に攻撃されるだろう」
ハルニッシュの前でうつ伏せになっているザナウを無視して、栞はカイゼル達の会話に参加する。
「122mmで打ち落とすとかはどうでしょう?」
「ん? あっ、ああ……でも、重火器はそこまで得意じゃなくてね」
いきなりの物騒な発言にカイゼルは顔を引きつらせながら答える。
「そうですか。すいませんいきなり話かけてしまって……」
「いや、いいんだ。うちのパートナーは人見知りでな、見習わせたいよ」
「知りません!」
サレナはそっぽを向く。
「ふふ、仲が良いのですね」
「くそぉぉぉぉぉぉ! 俺は空を飛び! 風を感じたいんだぁぁぁぁぁぁ!」
先程まで倒れていたはずのザナウがいつの間にか立ち上がって叫んでいた。
「ちょっ! ザナウさん、周りに迷惑ですから叫ばないでください!」
近くにあった棒を持って栞はザナウの方へ走って行った。
「なんだったんだ?」
「んっ……何? 闘う?」
サレナはいきなり奥の方のガレージへ走っていく。
「おい、待てどこ行くんだ」
「カイゼル様……この子……すごい。」
「んっ? これは……新型か!?」
「あちゃー見つかっちゃったかぁ。お客さんそれはシャルラッハロートIV、次期主力機の試作品です」
カイゼル達の後ろからスタッフの声が響く。
「あの羽はなんだ? 飛行型なのか?」
カイゼルは背中に付けられた白い羽根を指す。
「ああ、試作品を一体貰ったのはいいですけどやることなくて、趣味でいろいろ私がいじったんですよ。
 あれはアークウイングと言って、飛行を可能にします。その他にもいろいろついてますよ」
「凄い、こんなにはっきり声が聞こえるの初めてです。この子戦いたがってる」
サレナはビックリしたような声で言う。
「戦いたがってるか……整備はなしだ、これを貰う」
「へっ!? 正直あきてましたからいいですけど……高いですよ?」
「確かに……だが、貰うぞ」
カイゼルは金の入った袋をスタッフに押し付ける。
「おお! お買い上げありがとうございました!」
 
工房からの帰り道
「む〜、アーカイアの人は心が狭いなぁ……」
ザナウは頭をさすりながら愚痴っていた。
「いくらなんでも半額以下は値切りの限度を超えてます」
栞は少し気だるそうに歩く。
「はぁ、厳しい世の中……」
ザナウはため息をつく。
「とりあえずお金稼ぎましょう……」
「奏甲もないのにどうやって?」
核心に触れる。
「えーと……大道芸とか……」
「がんばれよ、栞」
どこか悟った風に言う。
「なっ、やるのはもちろんザナウさんですよ。私は……その、桜やります」
「せめて助手をしてくれ……ってそれ以前に芸なんてできないし……」
「それも……そう……ですね……」
倒れそうになる栞、ザナウはあわてて栞を抱える。
「っと! どうした栞!」
「大丈夫です……ちょっと疲れただけです」
「うわ、凄い熱だ。どうしたら……!」
しばらく考え込んで
「ええい! そこしぐらい我慢しろよ!」
言いながら栞を背負おうとし
ぐぅぅぅぅ〜
「うぐ……」
体力の限界を訴えられ、その場で倒れる。
 
同じく帰り道
「あっ! 人が倒れてます!」
「んっ? 本当だ。どうしたんだ!」
「さっきの人です! 行ってみましょう」
サレナは先に倒れた人へ向かっていく。
「おい、待てって」
ザナウと栞は道のすみに倒れていた。
「うぐぅ……こんな時に腹減りですか……」
「どうしたんですか?」
「うえっ? ああ、栞が熱で倒れたんだ……良かったら助けてくんない?」
ザナウは倒れながら言う。
「熱か、大変だな。サレナ、キャロルの家までどれくらいだ?」
「すぐです。どうしますか?」
「はっきり言ってお金ないけど……頼む、助けてくれないか?」
「ああ、わかった。しかし、おまえも顔色悪いな……どうかしたのか?」
「見ての通り腹へって倒れてんだよ……俺一人ならどうにかなるけど……」
「そうか。まぁいい、じゃあ女の方は俺がおぶってってやる、付いて来い」
「すまない・・・報酬は感触を楽しんデ!?」
ザナウの会話は鈍い音によって止められる。
何事かと栞を見れば先程の棒でザナウの頭を殴っていた。
『…………』
状況がよく掴めず呆然とする二人。
「ふっ……すでに無意識レベルか……成長したな栞……」
そんな事を言った後、ザナウは動かなくなる。
「不思議です……殴られたのにどこか満足そうな顔をしてます」
「……助けなくても大丈夫そうだな……」
カイゼルはそう言いながら立ち去ろうとする。
その行動にザナウはいきなりカイゼルの足を掴む。
「すまん! 冗談抜きで助けて!」
「わかった! わかったから足を掴むな!」
カイゼルはザナウを叩いたまま倒れている栞に近づく。
(それにしても本当に俺が背負ってもいいものか……)
「カイゼル様……お顔が赤いですよ! 貸してください! 私がおぶります!」
サレナは口調を荒くさせながらカイゼルから栞をひったくる。
「ちょっ、もっと丁寧に・・・ってか女の子で大丈夫なのか?」
ザナウもさすがに心配する。
「心配ない、怒ってる時のサレナは強い」
ザナウはハルニッシュの前で叫んだ時どう止められたかを思い出し
「迷いが無かったな……」
と呟く。
そんな事を話しているとサレナが栞をおぶり、どんどん先へ進んでいく。
「カイゼル様! 早く付いて来てください!」
「…………」
ザナウはカイゼルの肩をポンと手で叩く。
 
栞を背負ったサレナを追いかける男二人という微妙な光景を辺りに見せ付けながらも、
ザナウ達はキャロルの喫茶店到着していた。
しかし、カイゼルは喫茶店の状況を見て微妙な表情をしていた。
「なぁ、ココってこんなだったか?」
「いや……俺初めてここに来たんだが……」
キャロルの家はカイゼル達が陣営戦をしている間に2倍近く大きくなっていた。
「えっと、とにかく中にはいってみましょう」
一同は元喫茶店へ入っていく。
 
「温泉?」
看板には温泉マークもついている。どうやらキャロルの家族が温泉を掘り当てたらしい。
「いらっしゃいませー。あらカイゼル様。おかえりなさいませ」
ネレイスはカイゼル達の姿を見、挨拶をする。
「温泉ホテルにしかもメイド!? 幸せそうな人生だなぁ……」
ザナウはビックリするぐらいの笑顔で言った。
「おっ!カイぱんー!おかえりー!凄いでしょう。喫茶キャロル改め温泉喫茶キャロルだよー!」
「海パン? 温泉喫茶?」
「あー、あいつの言う事は真剣に聞かなくていいから。」
カイゼルはどこか諦めたように言う。
「そうなのか?」
「そうだ。」
「ん、了解、でも海パンって?」
「気にするな!」
カイゼルは大声で言った。
「あっ、あぁ……」
とんでもない気迫にザナウは何も訊けなくなる。
「ネレイス、こちらの女性をどこかに寝かせてやってくれ」
「まぁ、凄いお熱。ささ、こちらへ」
サレナは栞をネレイスに渡す、ネレイスはそのまま栞を抱え奥の部屋へと消えていった。
「もう大丈夫だ。ネレイスは医療の知識も豊富だからな」
「そうか……悪いな、何から何まで」
「気にするな、単なる気まぐれだ」
「カイゼル様、そんな言い方は……」
「いいよ、助けてくれたんだ、これ以上の事は要求できない」
「今日は泊まって行くのだろう。メシでも食うか?」
「メシ!」
その間わずか0,1秒
「うおっと……キャロル、喫茶店の方使わせて貰うぞ」
そう言いながらカイゼルは喫茶店の方へ向かう。
「あいさー。ごゆっくりー」
 
喫茶店にて
「うぅ……最近まともな飯を食ってなかったから野菜以外の食材のうまさが目にしみる……」
一心不乱に並べられた料理を食べるザナウ。
それ以外の人達はそんなザナウを見ていた。
「ほういえはふぃふぉしょうふぁいひぃへははったな」
(そういえば自己紹介してなかったな)
「なんでもいいが、とりあえず食うか喋るかどっちかにしないか?」
「ごっくん。……っすまん。自分はザナウ ザナウ・カナウ
 現世では高校生やってた、好きな事はボーっと空を眺める事、そっちは?」
「ああ、俺はカイゼル=ラウロッシュ。現世では……」
「カイゼル様?」
「ん? 言いづらいことか? ならいいよ、名前だけでもいいや」
「すまない。」
「気にすんな、そっちの女性は? サレナ……さんって言ったっけ?」
「はっ、はい。サレナ=ブルームーンです。えと、カイゼル様のパートナーです。」
「年ハ!?」
ゴシャァァァ!!
突然のスリッパ飛来に吹っ飛ぶザナウ。
「ザナウさん! 人が寝てる時になに恥ずかしいこと訊いてるんですか!」
栞は肩を怒らせながら叫ぶ。
「今……スリッパじゃありえない音が……!」
ザナウは椅子から1mほどの地点で息絶えた。
「栞様、あまり動かれてはお体にさわります」
「ザナうま、えっちー」
「ザナうま!?」
ザナウはツッコミの事だけに復活した。
「ああ、そいつの言う事はいちいち聞かなくていいから」
カイゼルはまたもどこか諦めたように言う。
「ひどいー」
自己紹介をするもの、パートナーと笑いあうもの、メイドを羨ましがるもの、突っ込むもの、にぎやかな会食は続く。
 
夜もふけ、温泉にて
「そうか、おまえも色々あったんだな。」
話は完結していた。
「ザナウ〜」
「ん?」
「ザナウでいいよ〜、もう他人じゃないだし〜」
「ははっ、そうだな、こちらもカイゼルでかまわん。」
「……訊いても怒らないでな? カイゼルってさ、偉そうだよな……
 メイドまでいるし……現世じゃ上の方の地位か?」
「なっ……!」
「え、図星? へ〜、お偉方か〜、すごいなぁ……」
「そんな凄くもいいものでもないぞ。家に縛られ、自分がない。おまえの奔放さがうらやましいよ」
「ははっ、金持ちの悩みは違うなぁ、俺達貧乏だからさ」 
そう言いながらザナウは笑う。
「ま、どう生きるかは自分が決めることさ、他人に決められることじゃないよ」
「そうだな」
話題も無くなり二人で沈黙していると、隣……簡単に言えば女風呂から声が聞こえてくる。
「いい湯加減です。気持ちいいですわー」
「そーれ! ざっぶーん!」
「きゃ。」
「キャロちゃん。飛び込みはダメですよ」
「へへー、ごめんなさーい」
その声をザナウ達は男湯で聞いていた。
「おっ、サレナ達も入ってきたみたいだな」
ザナウはいきなり立ち上がる。
「ザナウ? どうした?」
「……カイゼル……おまえにロマンはあるか……?」
「はぁ?」
突然の事にカイゼルは反応できない。
「おまえに漢のロマンはあるかと聞いている!」
ザナウはビシッと隣を指さし、真剣な眼差し、漢の目だ。
「ふふっ、そういう事か……ああ、あるとも! でっかいロマンがなぁ!」
カイゼルは、ザバッと立ち腕を組む。
「やるか?」
「やるとも!」
「いざ!」
漢二人、ザナウは何故かすべてを知ってるかのようにあるポイントへ行く。
樟爾・・実匸「よっしゃあ! ばっちしだ!」
「むぅ、よくわかったなこんな所」
岩がつまれて敷居になっている所の小岩一つをどけるとそこにはロマンがあった。
「ふっ……こうゆう時だけ以上に働く勘があってな……にしても湯煙がすごいな……」
ザナウは穴を大きくしようとさらに岩をどけるが、最後に取った石のせいでバランスが崩れた。
「あっ、やべ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
騒音と共にザナウ達は女湯方面に投げ出される。
『いつつつつ……』
「あれ、何してるの二人とも?」
暢気なキャロルの後ろには、やけに禍々しいオーラを放つ3人組がいた。
「……カイ……ゼル様……」
サレナは近くにあった風呂桶を持つ。
「ザ〜ナ〜ウ〜さ〜ん〜!!」
栞も同じく持つが、何故か蛇口のほうへ向かう。
「きゃあ、きゃあああ!!」
ネレイスは悲鳴を上げながらどこからかマシンガンを装備する。
「あは、あはははは」
「馬鹿ぁああああああああ!」
サレナはありえなし速度で風呂桶を投げまくる!!
「きゃあああああああ!」
ネレイスは涙目になりながら両手のマシンガンを乱射する。
「ぐわあぁあああああああ!」
 
ザナウは飛んでくる風呂桶・弾丸を遅く感じていた
(く……! ここまでか!? いや……まだだ!)
ザナウの中の何かが弾ける!
ザナウは飛んでくる風呂桶の一つをキャッチする!
「避けられないなら……受ける!」
ザナウは風呂桶の「留め金」の部分を使い、向かってくる弾丸・風呂桶を叩き弾く!
「な!?」
「さすがザナウさん! 変なところで本領発揮ですか!」
「当たり前だ! こんなところで死ねるか!」
「しかし……もっと修行が必要ですね……」
「へ?」
その瞬間、ザナウの頭に「お湯入り」の風呂桶が直撃した
「しまった……真上か!!」
 
ザナウはやられてしまった
 
その後、風呂桶マシンガンだけで許してくれた
栞いわく
「これが最大の手加減です!」
らしい
 
「ザナウ……」
カイゼルは体中に包帯を巻いた状態だった。
「ん〜?」
ザナウは頭に包帯を巻いていた。
「お前に俺の……」
 
翌朝、工房の前にて
「行くのか?」
「ああ、世話になった」
ザナウは少し喋りづらそうに答える。
どこか満ち足りた顔をして。
「ほら、落とすなよ」
カイゼル、ザナウにハルニッシュブルムの整備契約書+登録所を手渡す。
昨日の夜、お互いに怪我の治療をしながら奏甲の事を話し合い、
戦友特価でカイゼルはザナウにハルニッシュブルムを譲った
「本当にすまないな……今度何かあったら必ず手貸す!」
「ああ、その時はよろしくな」
「本当に、ありがとうございました……」
「いいえ、こちらこそ……また会えるといいですね」
「あのっ、また……」
「今度は絶対勝つんだから!」
「今度この町に来たらハルニッシュ改の感想聞かせてくださいね〜!」
一人の工房スタッフが工房の中から楽しそうに大声で言った。
ザナウはハルニッシュヴルムに乗り込む。
栞はザナウが差し出す手に乗る。
「また、会えたら旅の話でもしよう!」
「では、また〜!」
飛び立つハルニッシュヴルム、茶目っけで空中でバレルロールをし
 
落ちそうになる
 
「また、会えるといいですね」
「そうだな。おまえに女神が微笑むことを、ザナウ」
カイゼルとサレナはシャルIVに、ネレイスとキャロルはブラオヴァッサァにそれぞれ乗り込むと
ザナウ達と逆方向に進みだした。
 
あとがき〜
とても長く時間をかけてしまった書き直し!
許されるのか!?いいや許されるはずがない!!
最後に何故いろいろ不明な点があるかは『戦え!ルスフォンさん!』にて!!

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